浅田真央､2位でもジャンプは｢100点です｣!! キム･ヨナとの対戦を前に完全復活!!

フィギュアスケートの四大陸選手権女子フリーが20日､台湾･台北アリーナで行われ､ショートプラグラム(SP)2位の浅田真央がトリプルアクセルを成功｡
不振にあえいだシーズン前半とは見違える演技を見せ､完全復活を印象付けた｡

前日のSPで跳んだトリプルアクセルは回転不足と判定された浅田｡
この日のフリーには､
｢SPで跳べなかったトリプルアクセルの悔しさを､しっかり晴らしてきます｣(ニッカンスポーツより)
と佐藤コーチに宣言して臨んだという｡

その宣言通り､浅田は最初のトリプルアクセルを見事に成功｡
3月の世界選手権をにらんで変更した振り付けも妖艶に演じ､客席は割れんばかりの大歓声に包まれた｡

演技後､トリプルアクセルが認定されたことを知ると浅田は大喜び｡
｢100点です｡こっちに入ってきて一番いいアクセルだった｡この感覚を忘れないようにしないと｡世界選手権へつながります｣(同)
と笑顔で演技を振り返った｡

1位は安藤美姫に譲ったものの､合計196.30点は今季自己最高得点｡
今シーズンから取り組んでいる､ジャンプの改造がようやく結果となって表れた｡
また､表現力を示す演技構成点では安藤を1点近く上回るなど､新たな振り付けも高評価を得たようだ｡

連覇の懸かる3月の世界選手権では､約1年振にキム･ヨナとの対戦が実現する｡
大きな注目が集まる中､浅田はライバルとの対戦について､
｢楽しみ｡全力を尽くしたい｣(サンケイスポーツより)
と笑顔でコメント｡

華麗な演技と共に､浅田の表情に本来の笑顔が戻ってきた｡

●フィギュア四大陸選手権女子結果
1位安藤美姫(日本)
2位浅田真央(日本)
3位長洲未来(アメリカ)
4位レイチェル･フラット(アメリカ)
5位アリッサ･シズニー(アメリカ)
6位鈴木明子(日本)

(2011年2月21日)

その他のFIGUREニュース