ドジャース･黒田､FA移籍が濃厚に! メジャー10球団と古巣･広島が争奪戦!

ドジャースからFAとなった黒田博樹投手が､メジャー挑戦以来4年間在籍したチームから離れることが4日､濃厚となった｡

ドジャースはこの日､メッツからFAとなった先発左腕･カプアーノを2年総額1000万ドル(約7億8000万円)で獲得｡
これを受け､複数の米メディアは､
｢先発陣5人がそろい､FAの黒田がチームに残留する可能性はほぼなくなった｣(時事ドットコムより)
と報じている｡

黒田は今季､打線の援護に恵まれなかったものの､32試合に登板して自己最多となる13勝(16敗)をマーク｡
投球回数(202回)､防御率(3.07)も過去最高の数字を残した｡

しかし､球団は6月に連邦破産法11条の適用を申請し､現在球団売却を交渉中｡
今季年俸1200万ドル(約9億円)からの増額が予想される黒田を引き留めるだけの資金的余裕はなく､戦力構想外という形で放出することが確実だ｡

先発として試合を作ることができる黒田への評価は高く､すでにロッキーズが獲得を表明｡
同球団は今季､2ケタ勝利をマークした先発投手がチャシンただ一人で､ローテーション投手の補強が急務｡
地元紙では､すでにロッキーズと黒田側が接触したとも報じている｡

その他にも､元ロッテのバレンタイン氏が新監督に就任したレッドソックスやヤンキースなど10球団が､黒田の獲得に興味を示しているとのこと｡
さらに､日本では古巣･広島が､
｢年を越そうが､来年でも再来年でも待つことは変わらない｡枠は空けてある｣(スポーツ報知より)
と熱烈なラブコールを送っている｡

日米から熱い注目を浴びるされている黒田は去就について､
｢全くの白紙｡この年齢までメジャーで必要とされる選手になれるとは｡誇りに思う｣(サンケイスポーツより)
とコメント｡
古巣･広島からのオファーについては､
｢4年たっても必要とされるのは大きなこと｣(同)
と感謝の気持ちを示している｡

12月中旬にも一時帰国する予定だという黒田｡
円熟味を増した右腕は来季､どの球団のユニフォームに袖を通すのだろうか｡

(2011年12月5日)

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