ドジャース･黒田博樹､将来は｢日本球界に復帰する｣複数年提示断り1年契約で残留!!

米大リーグ･ドジャースは今季で3年契約が終了し､FAとなっていた黒田博樹投手と1年契約を結んだと発表した｡
FAに伴い古巣･広島などが獲得に動き､日本球界へ復帰する可能性もあった黒田｡
悩みぬいた末の結論は1年契約でのドジャース残留であった｡

ドジャースのコレッティGMはこの日､
｢黒田は来季も先発ローテで重要な役割を担う｣(サンケイスポーツより)
とコメント｡
チーム最高年俸となる1200万ドル(約10億円)プラス出来高払い50万ドル(約4200万円)で黒田と1年契約を結んだことを明らかにした｡

メジャー3年目の今季､黒田は31試合に登板し自己最高の11勝をマーク｡
先発ローテーションを1年間守り､メジャーでは先発投手の能力を測る指数として重要視されるクオリティースタート(6回以上自責点3以下)が21試合と抜群の安定感をみせた｡
FAになった際には日本球界からだけでなく､ヤンキースなどメジャーでも10球団前後が獲得に乗り出していたとみられる｡

しかし黒田は､
｢この1カ月間悩み抜き､野球人としてレベルアップしていくには何が必要なのかを考えて決めました｣(スポニチアネックスより)
とFA市場が活性化する前に残留を決意｡
｢一番力を発揮しやすい環境にあるのがドジャース｣(同)
とチームへの愛着を語った｡

一方で球団側からの複数年契約の提示は拒否｡
1年契約を望んだ理由について､
｢次の年もあると思うと守りに入ってしまう｣(同)
としたが､
｢いずれは日本球界に復帰する｡来季に全力投球をし､その上で将来を考える｣(スポーツ報知より)
と将来的な日本復帰を明言した｡

メジャーでのレベルアップを誓った黒田｡
その力が日本で見られる日も遠くはなさそうだ｡

(2010年11月17日)

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