ドジャース･黒田博樹､4年連続のシーズン初登板白星! チームも世界王者に勝ち越し!

米大リーグ･ドジャースの黒田博樹投手が3日(日本時間4日)､本拠地でのジャイアンツ戦に今季初登板｡
7回を6安打3失点と力投し､勝ち投手となった｡

オープン戦では6試合で0勝3敗､防御率5.88と振るわなかった黒田｡
しかし､シーズン初登板はこれまで3年連続白星と相性がいい舞台｡
黒田自身も､
｢初登板は結構強いとは頭にあった｣(スポーツ報知より)
と意識はあったようで､オープン戦とは見違える投球を披露した｡

投球の軸となる直球とスライダーが共に冴え､今季から挑戦している新球･カーブも披露｡
二回1死から六回2死までは14人連続でアウトを取り､1人の走者も許さなかった｡

疲れの見えた七回､バレルに同点ソロを浴び降板したが､直後の攻撃で見方打線が4得点と逆転に成功｡
日本人投手としては野茂英雄と並んでいたシーズン初登板での連続白星記録を､4年連続に更新した｡

黒田は試合後､
｢まずは1つ勝って､また次という､その繰り返しで､シーズンをずっと通してやっていきたい｣(同)
とコメント｡先の長いシーズンを見据えた｡

この日の勝利でドジャースは､昨季の世界王者･ジャイアンツを相手に開幕4連戦を3勝1敗と勝ち越し｡
マッティングリー新監督は､
｢チーム全員が黒田に勝たせたかった｣(スポニチアネックスより)
と黒田の力投を称えた｡

昨季終了後､日本球界復帰もささやかれたが､愛着あるドジャースとの再契約を選択した黒田｡
1988年以来となるワールドシリーズ制覇に向け､最高のスタートを切った｡

(2011年4月5日)

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