松本人志と岡村隆史は犬猿の仲!? これまでの因縁を総まとめ!

松本人志と岡村隆史は犬猿の仲!? これまでの"因縁"を総まとめ!

共にレギュラー番組を複数抱えていながら､体調不良により一時活動休止となっているダウンタウン･松本人志とナインティナイン･岡村隆史｡

松本人志の方は1～2ヶ月､岡村隆史は無期限活動休止と発表され欝病なのではないかといった憶測まで飛び交うほど深刻な事態となっている｡
そしてこの二人がほぼ同時期に休養宣言をしたことにより､かねてより囁かれていた松本人志と岡村隆史の不仲説が再度話題に挙がるようになったのである｡

二人の最初の接点は､1994年元旦に放送された『ハッスルかましてよかですか』｡
当時既に東京進出を果たし『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』や『ダウンタウンのごっつええ感じ』など冠番組を持っていたダウンタウンに対し､若手芸人ユニット･吉本印天然素材を結成し早くから頭角を現していたナインティナインが共演した際､スベりまくった岡村隆史に対して浜田雅功が本気で殴りつけた｡

憧れの先輩の前でヤラカシてしまった岡村隆史は､以降約8年間､ダウンタウンと共演することはなかった｡
しかし､当時から｢ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞｣など幾多の賞レース制してきたナインティナインが､大舞台とはいえ大失敗してしまったのには､ダウンタウンに強い憧れを持っているからだとされている｡

昔､吉本総合芸能学院(NSC)について取り上げた番組のVTRで､ナインティナインが素人の頃提出したNSCの願書が見つかった｡
そこには､岡村隆史はハッキリと｢ダウンタウンみたいになりたいです｡｣と書いていたのだ｡
相方･矢部浩之も､別の番組で素人時代の履歴書を公開された際､｢将来はダウンタウンをこえてやる!｣と自己PR欄に書いていたことが判明している｡
また､今でこそ言われることも殆ど無いが､若手時代はその勢いから"ポストダウンタウン"とも言われ､持て囃されていた｡

それを気に入らなかったのか､松本人志は『ガキの使い』で｢才能ナインティナイン｣､矢部浩之のことを｢生きる屍｣と彼らを皮肉るような発言をし､決定的な物として著書『松本』で｢ナイナイはダウンタウンのチンカス｣と綴ったことで､今でも二人は仲が悪いと思われる大本になっている｡

それでもナインティナイン､特に岡村隆史がダウンタウンに抱く憧れは変わらず､印象的だったのは『めちゃ×2イケてるっ!』で早稲田大学合格を目指し受験勉強をしていた時､自宅内にカメラが突入するとテレビの横に『ダウンタウンの流』などダウンタウンのライブビデオテープが山積みに置かれているのが映された｡

同作品はダウンタウンの代表的な漫才が収録されており､岡村隆史がこのビデオを見て研究しているのだと窺えるシーンであった｡

岡村隆史がテレビ番組でダウンタウンの名が挙がるたび､苦し紛れに顔をしかめていたのに対し､松本人志は『松本紳助』で島田紳助とトークしていた際､｢名前に"し"のつく芸人は売れる｣という話をして､様々な大物芸人の名が挙がる中､観客から岡村隆史の名が挙がると｢"し"がついたら売れるんじゃなくて､売れてる人には"し"が付いてるんですよ｡｣とあたかも岡村隆史が面白くないと臭わせるような発言が飛び出した｡

岡村隆史とダウンタウンの接点が再び訪れたのは2001年の12月29日｡
『めちゃイケ』の人気企画｢フジTV警察｣で､当時『ジャンクSPORTS』の収録中だった浜田雅功をヤクザの疑いで逮捕しようとしたが､当然大先輩をヤクザ扱いすることで岡村隆史･矢部浩之･加藤浩次の吉本勢は戦々恐々｡
浜田雅功はタバコを岡村隆史の手に押し付けたり､蹴り飛ばしりしたが､最後には笑顔を見せ､緊張関係は緩和したように思えた｡それでも､当収録に松本人志は登場していない｡

その数年後､岡村隆史が芸人仲間に飲みに誘われた際､その席になんと松本人志も座っていたという突然の遭遇を果たすも､終始緊張しっぱなしの岡村隆史はずっと正座で硬直し､挙げ句の果てに｢やっぱ､無理です｣と言いその場を立ち去ったとまで言われている｡

当の松本人志は『ダウンタウンDX』内のトークで､｢岡村がずっと正座っしっぱなしで背筋ピーンやねん｣とネタにし､浜田雅功も｢それはお前が自分の本にあいつを悪く書くから緊張してんねや｣と笑いながらツッコんでいた｡
この時､既に初共演から10年以上が経ち､お互いに年を重ねていたので､90年代の頃のようなピリピリ感は薄れてきたのだと感じさせる一場面であった｡

そして現在､松本人志と岡村隆史はそれぞれ冠番組を持ち､別の路線でお互いに人気芸人として活躍している｡
二人の共演は初共演から十数年経った今も実現していないが､休養から復帰した後には本当の"雪解け"を見てみたいものである｡

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