イチローが日本人初のメジャー監督に!? 今季終了後､マリナーズが終身雇用提示か

今季が5年契約の最終年となる米大リーグ･マリナーズのイチロー外野手｡
これまで輝かしい成績を残しているが､約15億円の高年俸､そして10月に39歳を迎えることもあり､米メディアでは契約延長は絶望的との見方が強まっている｡

しかし､マリナーズの球団関係者によると､
｢すでに水面下で､残留に向けた交渉がスタートしている｣(日刊ゲンダイより)
とのこと｡
イチローが残留するか否かは､イチロー自身の判断にゆだねられているという｡
球団関係者はこう続けている｡

｢球団側はこれまでのチームへの貢献度などを考慮し､今の年俸と同額程度の条件で再契約する意思がある｡
マリナーズは『生え抜き』の功労者を大事にするチームだ｡イチローが『チームを出たい』と言わない限り移籍はない｣(日刊ゲンダイより)

確かに､マリナーズはチームの功労者たちを厚遇してきた｡
マリナーズで4度の本塁打王に輝いた後､レッズ､ホワイトソックスに移籍したケン･グリフィーJr.は引退後､マリナーズの特別コンサルタントに就任｡
マリナーズ一筋ではないものの､チームへの貢献度と人気を買われて現職に就き､将来的にはコーチとして現場に復帰するとみられている｡

その他にも､2004年の現役引退までマリナーズ一筋で18年間プレーしたエドガー･マルティネスは､その貢献度の高さから2007年にチームの殿堂入り｡
地元ファンには今も愛されており､本拠地球場横の通りには｢エドガー･マルティネス･ドライブ｣の名が付けられている｡

メジャーではマリナーズ一筋12年目を迎えたイチロー｡
前出の球団関係者によると､イチローのこれまでの実績を考えれば､球団側が"終身雇用"を提示する可能性もあるという｡

｢イチローもマリナーズに残れば､両者のように手厚くもてなされるでしょう｡日本人初のメジャー監督も現実味を帯びる｡
イチロー自身もシアトルの街は好きだし､自由に振る舞える今のチームに満足している｡移籍はまず考えられません｣(同)

これまでの実績は誰もが認めるところだが､昨季は不本意なシーズンを送ったイチロー｡
シーズン終了後､気持ちよく契約を延長するためにも､今季は本来の姿を取り戻し､首脳陣やファンに健在ぶりをアピールしてほしいものだ｡

(2012年4月14日)

その他のBASEBALLニュース