ダルビッシュが充実のキャンプ打ち上げ! 監督も｢先発4番手にはぜいたく｣と絶賛!

米大リーグ･レンジャーズは1日(日本時間2日)､米アリゾナ州サプライズでの春季キャンプを打ち上げた｡

ダルビッシュ有投手はキャンプ最終日となったこの日､ランニングやキャッチボールなど軽めの調整｡
晴れ渡った青空の下で首脳陣とミーティングを行った後､パドレスとの最後のオープン戦をベンチで見守った｡

怪我などのアクシデントもなくキャンプを乗り切ったダルビッシュは､オープン戦4試合に登板し､計15イニングで21奪三振｡
9イニング平均の奪三振率は12.60で､15イニング以上投げた投手ではア･リーグ1位の成績を残した｡

メジャー公式球への対応など克服すべき点はあるが､ワシントン監督はダルビッシュの調整ぶりに満足している様子｡
米メディアから､ダルビッシュの順調なキャンプを予想していたかを問われると､
｢驚きはない｡ここで戦う能力を持っているし､何をすべきかを分かっている｣(スポニチアネックスより)
とし､
｢気掛かりはコミュニケーションだったが､多くを学び､思った以上に早く吸収してくれた｣(同)
と順応性の高さを評価｡
さらに､
｢実に頭がいい選手で能力も高い｡先発4番手にはぜいたくすぎる｣(同)
と最大限の賛辞を贈った｡

首脳陣からの期待が高まる中､ダルビッシュのメジャー初登板が9日(日本時間10日)のマリナーズ戦に決定｡
相手先発は､昨季ヤンキースでメジャーデビューを果たした右腕･ノエシ投手と発表されている｡

近年､日本人選手の不信が続いていることもあり､ダルビッシュにかかる期待は大きい｡
それでも､｢世界一の投手になる｣と宣言した男なら､その重圧を跳ね除けてくれるはずだ｡

(2012年4月3日)

その他のBASEBALLニュース