イチローの同僚･ハルマン外野手が刺殺警察は実弟を逮捕!

米大リーグ(MLB)･マリナーズのグレッグ･ハルマン外野手(24)が母国･オランダのロッテルダムで刺殺されたことが21日､分かった｡

海外の複数メディアによると､同日早朝､ロッテルダムにある自宅から警察に通報があり､駆けつけた救急隊が血まみれのハルマンを発見｡
救命措置を試みたが､すでに手遅れの状態だったという｡
地元警察はハルマンの実弟､ジェーソン･ハルマン(22)を容疑者として逮捕｡
現在も捜査が続いているが､
｢状況の把握にはまだ時間がかかる｣(ニッカンスポーツより)
という｡

オランダ出身のハルマンは2004年にマリナーズへ入団｡
2007年からマイナーリーグで3年連続20本塁打を放つなど長打力が持ち味で､昨年9月にメジャーへ初昇格した｡
今季は主に外野のバックアップ要因として35試合に出場し､打率.230､2本塁打､6打点｡
右翼を守るイチローと同時に外野守備に就くこともあった｡

またオランダ代表としても活躍し､2007年には欧州選手権で同国代表の優勝に貢献｡
2009年のワールド･ベースボール･クラシック(WBC)では中軸を担った｡
母国では野球一家として有名で､逮捕された実弟のジェーソン容疑者も外野手として同国の代表歴がある｡

有望な若手選手の突然の悲報に､マリナーズ球団首脳は､
｢グレッグは16歳から組織の一員であり､情熱ある青年､才能ある野球選手に育つのを見てきた｡
グレッグの家族にわれわれの思いと祈りが届くように｣(ロイター通信より)
と声明を発表｡
MLBのセリグコミッショナーも､
｢グレッグのような才能ある24歳を失うのは､われわれ全員にとって苦痛だ｣(同)
と悲しみの談話を出している｡

(2011年11月22日)

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