楽天･田中将大､有言実行で初の沢村賞獲得! 早くも来季開幕投手に内定!

今シーズン最も活躍した先発完投型の投手に送られる｢沢村賞｣の選考委員会が14日に都内で開かれ､楽天･田中将大投手がプロ5年目で初選出された｡

休養先の秋田県内の温泉宿で会見した田中は､投手として最高の栄誉に輝き､
｢うれしいです､はい｣(スポーツ報知より)
と満面の笑み｡
春季キャンプ中､早朝の声出しで｢沢村賞を取ります!｣と宣言していたこともあり､
｢いい意味で自分にプレッシャーをかけたかった｡こういう結果になって良かった｣(同)
と誇らしく語った｡

田中は今季､27試合に登板して19勝5敗､防御率1.27で最多勝､最優秀防御率､最高勝率の投手三冠を達成｡
また､
｢僕で勝ち負けをつけられるように｡できるだけ最後までマウンドに立ち続けるように思っていた｣(同)
という言葉通りリーグ最多の14完投をマークし､低迷するチームで孤軍奮闘を続けた｡

統一球の導入で投手成績が向上し､沢村賞の選考は難航｡
日本ハム･ダルビッシュ有も選考基準を満たしており､両投手の同時受賞も検討されたというが､最終的には多数決で田中の受賞が決まった｡

最も尊敬するダルビッシュを抑えての受賞となった田中だが､
｢それは数字で上回っている部分があった､それだけのこと｡ピッチャーとしての技量はまだまだ足元にも及ばないと思う｣(同)
と謙虚にコメント｡
しかし､すでにその実力は甲乙つけ難いレベルにまで達していると言っていいだろう｡

若きエースの初の栄誉に星野監督も大喜びで､
｢レベルが違う｡僕の数十倍はいい投手だ｣(サンケイスポーツより)
と絶賛｡
さらに､
｢来年の3月30日は田中将大､ということを12球団で一番早く宣言する｣(同)
と早くも開幕投手に指名した｡

初の開幕投手に内定した田中だが慢心はない｡
｢一個人の目標で賞を取ったからと言って､満足することはない｡すべての面で上を目指して､進化していきたい｣(スポーツ報知より)
目指すは尊敬するダルビッシュ超え､そしてチーム史上初の日本一だ｡

(2011年11月15日)

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