楽天･田中 1ヶ月半ぶり白星も反省｢イマイチでもなく､イマサン｣

【セ･パ交流戦楽天 8-3 阪神 Kスタ宮城】

楽天･田中将大投手が6日､本拠地での阪神戦に先発｡
9回8安打3失点と粘りの投球を見せ､約1ヶ月半ぶりの白星となる今季3勝目を挙げた｡

腰痛から復帰して2試合目の登板となった田中｡
初回､直球を狙い打たれわずか3球で先制されたが､再び失点した3回終了後､佐藤投手コーチらと話し合い組み立てを変更｡
カーブやチェンジアップなど緩い球を効果的に使い､8回まで0点に抑えた｡

速球主体に戻した9回に1点を失ったものの､132球の熱投で今季3勝目｡
約1ヶ月半ぶりとなる白星は､ファンが待ち望んだ本拠地での今季初勝利となった｡

腰痛のため戦線を離れていた田中は､久しぶりのお立ち台で､
｢ご迷惑をおかけしました｡どうもすみませんでした｣(サンケイスポーツより)
と謝罪｡
投球についても､
｢イマイチでもなく､イマサンぐらい｡全然よくなかったです｣(同)
と反省を口にした｡

また9回､直球主体のスタイルに戻し､失点した場面については､
｢(9回は)カーブを投げれば打ち取れるかと思ったけど"まあいいかな"と思った｣(スポニチアネックスより)
とコメント｡
大量リードもあり､次回登板を見据えて直球の手応えを再確認したようだ｡

星野監督は9回を振り返り､
｢意地を張りすぎなんだよな｣(同)
と苦言を呈したが､
｢まあ､それがエースだけどね｣(同)
と目は笑顔｡
負ければ貯金がなくなる正念場でのエースの奮闘に満足げな様子だ｡

今季50試合目を勝利で飾り､ここまで25勝23敗2分けのリーグ3位と好調の楽天｡
頼れるエースも復帰し､さらに上位を目指す｡

(2012年6月7日)

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