西武､今季初の5連勝で4位に浮上! 中村がダメ押し41号で通算200本塁打達成!

【西武 7-5 日本ハム西武ドーム】
西武は19日､本拠地での日本ハム戦に7-5で逆転勝ち｡
今季初の5連勝で7月1日以来の4位に浮上した｡

決して楽な試合ではなかった｡
先発･石井一久が5回途中3失点でKO｡
打線も日本ハム先発･ウルフの前に､四回までわずか1安打と完璧に抑え込まれていた｡

五回の攻撃前､土井ヘッド兼打撃コーチは円陣を組み､
｢コンパクトに振っていけ｣(産経ニュースより)
とアドバイス｡
すると､この一言で眠っていた獅子だちが目覚めた｡

先頭の大崎が投前へ意表を突くセーフティーバントで出塁すると､続く秋山が右前打でつなぎ､銀仁朗が投前犠打｡
1死二､三塁となり片岡､栗山､原の3連続適時打で同点に追いついた｡

なおも1死一､二塁で打席には主将･中島｡
土井ヘッド兼打撃コーチの助言通り､初球のツーシームをコンパクトに振り抜くと､打球はバックスクリーンへ飛び込む勝ち越しの16号3ランとなった｡

打者10人の猛攻を締めたのは4番･中村｡
イケイケムードの中で打席に入り､本塁打王争い独走の41号ソロをレフトスタンドに叩き込んだ｡
試合を決定付ける一発は､節目の通算200号｡
出場787試合での200号達成は田淵､秋山､落合に次いで日本人では史上4番目のスピード記録だ｡

中村は試合後､200号達成について､
｢今季の目標にしていた｡やっと打てた｣(同)
とホッとした表情｡
自身初のシーズン50本塁打も見えてきたが､
｢もう試合が少ないですから｡それより自分の結果を勝ちにつなげたい｣(サンケイスポーツより)
とチームの勝利を優先する姿勢を見せた｡

中島･中村のアベック弾で逆転勝ちの西武は､引き分けを挟んで今季初の5連勝｡
9月は13勝3敗1分けと絶好調で､3位オリックスとのゲーム差を｢3.5｣に縮めた｡

不動の3･4番コンビが､チームを逆転でのクライマックスシリーズ進出に導く｡

(2011年9月20日)

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