西武･中村剛也が4戦連続の37号! あの怪童･中西太も絶賛!

【西武 12-2 ソフトバンク西武ドーム】
西武は4日､先発全員安打の猛攻で首位･ソフトバンクに12-2と快勝｡
打線に火をつけたのは､ホームランダービートップを独走する中村剛也内野手だった｡

1点を追う四回､先頭打者として打席に入った中村は､ソフトバンク先発･高橋の外角直球をフルスイング｡
打球は右中間方向にグングン伸び､そのままフェンスを越えた｡
｢外の球を逆らわずに打てたと思います｡本塁打が出ているということは、良いスイングをしているということだと思う｣(スポーツ報知より)
という自画自賛の一発は､約2年ぶりの4戦連発となる37号ソロ｡
この一打をきっかけに､西武はこの回､打者10人の猛攻で一挙6点を奪い試合を決めた｡

この日は､1951年の西鉄時代のユニホームを着用して戦う｢ライオンズクラシック｣の最終日｡
中村は試合前の始球式で､5度の本塁打王に輝き"怪童"と呼ばれた西鉄OB･中西太氏の球を受け､
｢ホームランの打ち方教えてくれ｣(同)
と声をかけられたという｡

偉大な先輩から最大級の褒め言葉に､見事本塁打で応えた中村｡
試合後は､
｢試合前は､打ちたいとか思ってたわけではなかったですけど､(中西さんが)見てる前で実際に打てたのはうれしいです｣(同)
と笑顔を見せた｡

各チームのスラッガーが飛ばないとされる統一球に苦しむ中､中村は自己最多の48本塁打を超えるシーズン49発ペース｡
本人は､
｢勝手に計算しといてください｡気にせずやるんで｣(同)
とあくまでマイペースだが､新時代の"怪童"はどこまで本塁打数を伸ばすだろうか｡

(2011年9月5日)

その他のBASEBALLニュース