福留孝介がトレードでインディアンスへ移籍! ｢自分にとってはいいチャンス｣

米大リーグ･カブスの福留孝介外野手がインディアンスにトレードで移籍することが28日､両球団から発表された｡
インディアンスからはマイナーの若手2選手がカブスへ移籍する｡

今季が4年契約の最終年だった福留は､27日のブルワーズ戦まで87試合に出場し､打率.273､3本塁打､13打点､2盗塁｡
主に1番打者として起用され､出塁率はナ･リーグ14位の.374と高い数字を残していた｡

しかし､チームは42勝62敗でナ･リーグ中地区の5位｡
早々と首位争いから脱落しており､後半戦からは若手選手の出場機会が増えていた｡

一方のインディアンスは､シーズン序盤からア･リーグ中地区の首位を独走｡
夏場に入ってやや失速し､首位をタイガースに譲ったが､ゲーム差｢2｣の2位と好位置につけている｡

ただ､チームは主力外野手の秋信守やサイズモアらが相次いで故障者リスト入りし､外野手が不足｡
そのため､31日のトレード期限までに左打ちの外野手獲得を目指していた｡
インディアンスは20代の選手が多いため､34歳の福留にはチームの牽引役としての役割も期待されているという｡

移籍が決まった福留は28日､荷物をまとめるため本拠地のロッカールームを訪れ､
｢シカゴのお客さんの前でプレーするのは好きだったし､楽しかった｣(スポニチアネックスより)
と寂しそうコメント｡
それでも､
｢せっかくインディアンスに興味を持ってもらったんだから､何とか力になりたい｡(中略)優勝争いしているチームだし､自分にとってはいいチャンスだと思っている｣(同)
と前を向いた｡

(2011年7月29日)

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