カブス･福留孝介､若手選手との争いに闘志!! レギュラー奪取のカギは出塁率か

米大リーグ･カブスの福留孝介外野手が26日､名古屋市内で自主トレを公開｡
4年契約最終年となる今季の定位置獲得へ､強い意気込みをみせた｡

この日､トスバッティングを中心に約4時間の練習を行った福留｡
昨季終盤に痛めた左ひざはすでに完治しているが､
｢今オフはゆっくり｣(スポニチアネックスより)
というようにスローペースでの調整を続けている｡

メジャー3年目となった昨季､福留は4月こそ打率.344と好スタートを切ったが､徐々に失速｡
終盤は左ひざの故障や若手選手の台頭などもあり､代打や守備固めに回ることが多くなった｡
最終的には3年目で初めて規定打席に到達できず､130試合の出場で打率.263､13本塁打､44打点｡
首脳陣の期待を大きく裏切る形となった｡

カブスのクアディ監督は先日､福留と若手選手2名を1番打者候補として競わせていく方針を発表｡
レギュラーが確約されていない中､福留は､
｢来年も野球を続けたいのなら当然、結果は残さなければならない｡ことしは序盤から勝たなければいけない｣(サンケイスポーツより)
と若手との競争に闘志を燃やしている｡

そこで福留の大きな武器となりそうなのが出塁率の高さ｡
日本で3度の最高出塁率をマークした選球眼の良さと打席での辛抱強さはメジャーでも高い評価を得ており､昨季も出塁率.371と打率より1割以上高い数字を残した｡
福留自身も､
｢出塁率は自分のスタイルさえ崩さなければ3割､4割はいけると思っている｣(スポニチアネックスより)
と自信をみせている｡

一部では来オフの日本球界復帰もささやかれている福留｡
果たして､メジャーの舞台でもう一花咲かせることはできるだろうか｡

(2011年1月27日)

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