ダルビッシュが3戦連続完封で8勝目! 44回無得点はパ歴代2位!

【日本ハム 1-0 中日札幌ドーム】
日本ハム･ダルビッシュ有投手が8日､交流戦の中日戦に先発｡
9回3安打無失点で完封勝利を収め､連続無失点記録を44イニングに伸ばした｡

初回から国内自己最速タイの156キロを記録したダルビッシュは､五回まで中日打線を1安打に抑える完璧な投球を披露｡
六回は先頭の小山に左前打されたが､荒木､井端というしぶとい1､2番コンビを連続三振｡
七回には初めて走者を二塁に進めたが､森野をカーブで三振に仕留めた｡

その裏､弟分の中田が左翼フェンス直撃の適時二塁打で貴重な1点をプレゼント｡
ダルビッシュは1点で十分とばかりに､八､九回を三者凡退に抑え､パ･リーグタイ記録となる3試合連続完封勝利｡
リーグトップの8勝目を挙げると共に､連続無失点記録もパ･リーグ歴代2位となる44イニングに伸ばした｡

わずか109球での完封劇に試合後は､
｢(完投を望む意思が)監督､コーチから伝わってくるので若干､プレッシャーを感じています｡毎回9回を投げるのはつらい｡(今季完投がない)ウルフに頑張ってほしいですね｣(サンケイスポーツより)
と冗談交じりにコメント｡
2戦連続の無四球完封には､
｢気持ち悪い｣(同)
と苦笑いを見せたが､
｢ツーシームを外から中に入れられるので球数が少なくなっている｡全体的に制球もよかった｣(同)
と確かな成長を感じているようだ｡

連続無失点のパ･リーグ記録は､1959年に38勝4敗という驚異的数字を残した杉浦忠(南海)の54回2/3イニング｡
進化を続けるダルビッシュが､偉大な記録にどこまで近づけるのか注目だ｡

(2011年6月9日)

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