日本ハム･ダルビッシュ有､早くも156キロ!! 昨季のパ王者も｢あれは打てない｣

【オープン戦日本ハム 9-11 ヤクルト】
日本ハムのダルビッシュ有投手が3日､オープン戦に初登板｡
国内自己最速タイの156キロを記録するなど圧巻の投球で､4回を2安打無失点に抑えた｡

今オフ､球威アップを目標に肉体改造に取り組んだダルビッシュ｡
徹底的なウエートトレーニングと多い時には1日7食という食生活で､体重は約10キロ増の100キロになった｡

一回り大きくなった体から放たれる直球は威力十分｡
初回1死､田中に投じた3球目は自身国内最速タイの156キロを計測｡
この日投じた38球の直球のうち34球が150キロ台と､調整段階とは思えない球速を連発した｡

まさに異次元の投球を披露したダルビッシュだが､試合後は､
｢全体的に真っすぐが走っていた｡直球で簡単にファウルが取れたし､見逃しも取れた｣(スポーツ報知より)
と涼しい表情｡
自身国内最速タイの球速にも､
｢今年にMAXを持ってきているわけじゃない｡先を見ているので｣(同)
と言い切った｡

だが､ダルビッシュの武器は直球だけではない｡

この日､過去2度の実戦では封印していたツーシーム､カットボール､フォークを解禁｡
滑りやすいといわれる統一球にも､
｢全体的にスライダーも曲がっている｡すごく投げやすい｣(同)
と余裕のコメント｡
多くの投手が苦しむ中､新たな武器になると捉えているようだ｡

そんなダルビッシュに昨季のパ･リーグ王者､ソフトバンク･佐藤スコアラーは早くも､
｢すごいとしか言いようがない｡すべてにおいて仕上がっている｡あれは打てないよ｣(同)
とお手上げ状態｡

ケガ人が続出する中､やはり日本ハムの希望はダルビッシュということになりそうだ｡

(2011年3月4日)

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