浅田真央､もはやライバルの失敗を願うしかない!? フランス杯を前に厳しい表情!!

26日に開幕するフィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第6戦､フランス杯に向け日本を発った浅田真央｡
今シーズンは16歳の村上佳菜子が台頭し､安藤美姫がGPシリーズで連勝するなど女子フィギュアが例年以上の盛り上がりをみせているが､一人だけ取り残されている状態だ｡

GPシリーズ初戦となった10月23日のNHK杯で自己最低となる8位｡
演技後の呆然とした表情はファンに大きな衝撃を与えた｡

不調の原因となっているのは､浅田の代名詞であるジャンプ｡
NHK杯では5本連続でジャンプを失敗し､得意のトリプルアクセルは1回転も出来ずに0点判定を受けた｡

浅田は現在､9月からコーチに就任した佐藤信夫氏と共にジャンプの根本的な見直しを行っているというが､フランス杯では何よりも結果が求められる｡
なぜなら､GPシリーズでの獲得ポイント上位6人が出場できるファイナルへの進出がかかった大一番だからだ｡

日本からはすでに安藤と村上､さらに鈴木明子の進出が決定｡
他に外国人選手2選手の進出が決定しており､残るは1枠｡
NHK杯で8位に沈んだ浅田がファイナルに進出するには優勝し15ポイントを獲得することが絶対条件となる｡

まさに崖っぷちに追い込まれた浅田だが､進出条件はこれだけではない｡
長洲未来が表彰台を逃し､第2戦スケートカナダ優勝のシズニー7位以下になるなど同大会に出場するポイント上位選手の総崩れが必要なのだ｡

フランスへ出発前､
｢誰しも調子の波はあるものだけど､NHK杯のようなダメな演技はもうしてはいけない｡フランスでは､NHK杯より良い演技はできると思う｣(アサヒドットコムより)
と厳しい表情で意気込みを語った浅田｡
奇跡の大逆転でファイナル進出を決め､いつもの笑顔を取り戻すことはできるだろうか｡

(2010年11月24日)

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