｢イチローとの差は歴然｣米メディアが見抜いたロッテ･西岡剛の意外な弱点とは!?

今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用した米大リーグ移籍を目指すことを明らかにしたロッテ･西岡剛内野手｡
10日には移籍の意思を球団に申し入れ､
｢日本人内野手の評価を上げたい｣(サンケイスポーツより)
と意欲をみせた｡

結論は日韓クラブチャンピオンシップが行われる13日以降になるとみられるが､早くも日本のスポーツ紙では名門ドジャース､今季世界一に輝いたジャイアンツなどが獲得を目指すと報道｡
しかし､米メディアは西岡に辛口な評価を下している｡

米･ヤフースポーツでは､『西岡はイチローに次ぐ偉大なポジション･プレーヤーになれるか?』という見出しで特集記事を掲載｡

｢26歳と若く､首位打者のタイトルを獲得したばかり｡スピードがあり､全米を沸かせたイチローと同じようなスイングをしている｣(夕刊フジより)
と今季206安打､打率.346の好成績を残した打撃面を高く評価｡

しかし､
｢類似点はこの程度｡イチローが外野手としてケガなく10年を乗り越えたのに対して､西岡はこれまで故障がちで､今年こそ144試合に出場したが､過去に130試合以上出場したのは1回だけ｡イチローとの差は歴然｣(同)
と怪我が多い点を酷評した｡

メジャーリーグは日本よりも18試合多いシーズン162試合制｡
今季､自身初となる全試合フルイニング出場を果たした西岡だが､持病のヒザ痛･首痛をかばいながらの出場でシーズン終盤は満身創痍の状態だった｡

また同特集では､かつてロッテの監督を務め､西岡のことをよく知るバレンタイン氏の
｢優秀な選手だが､積極的な面と消極的な面が混在しており､どのチームに入るかで､どういう成績になるか決まるだろう｣(同)
というコメントも掲載されている｡

今季､まさに"日本一の遊撃手"になった西岡｡
厳しい評価を覆しメジャーで活躍するには､シーズンを通して戦える体を作ることが必須条件となりそうだ｡

(2010年11月13日)

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