ロッテ･西岡剛がメジャー移籍決断!! バレンタイン氏も｢通用する｣と太鼓判!!

史上初となるレギュラーシーズン3位から日本一に輝いたロッテの西岡剛内野手が9日､今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャーに挑戦することを明らかにした｡

日本一決定後､メジャー移籍について口を閉ざしてきた西岡｡
しかしこの日､
｢最終的に日本一という結果を残せて､自分の中でひと区切りがついた｡今度は子どものころからの夢を追い掛けたい｣(スポーツ報知より)
とコメントを発表｡
10日にも球団に申し入れることを明らかにした｡

西岡は今季､キャプテンに任命され野球に取り組む姿勢が一変｡
茶髪だった髪を黒に戻し､休日は体のケアに当てるなど野球中心の生活に変え､初の全試合フルイニング出場を達成した｡

また､イチローの持つプロ野球記録を上回る27度の猛打賞を記録し､最終的には206安打､打率.346で最多安打と首位打者のタイトルを獲得｡
プレーでも精神面でもチームを引っ張り､日本一の原動力となった｡

ロッテ･石川球団運営本部長は西岡の決断に､
｢球団にとって必要な選手なのは間違いない｣(同)
としたうえで､
｢彼の気持ちは重々承知している｡誠意を持って対応したい｣(スポニチアネックスより)
とコメント｡
柔軟な姿勢で交渉に臨むことを明らかにした｡

そんな中､米メディアでは早くも西岡の動向に注目｡
米スポーツ専門チャンネル『ESPN』電子版では今週中にも西岡がポスティング申請を行うと報じ､前･千葉ロッテ監督のボビー･バレンタイン氏の､
｢彼はスピードがあり､打撃能力も十分､メジャーで通用する｣(スポーツ報知より)
というコメントを掲載した｡

また､バレンタイン氏はメジャーの球場が日本では珍しい天然芝が主流であることを指摘｡
日本で主流の人口芝よりも打球の勢いが殺されやすいため､
｢メジャーで遊撃手をやるには､肩の強さが足りないのではないか(中略)遊撃ではなく二塁手として獲得されるだろう｣(同)
と予想した｡

西岡は13日に開幕する､日韓クラブチャンピオンシップに出場予定｡
これが､"ロッテ･西岡"としての最後の勇姿になるのだろうか｡

(2010年11月10日)

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