完全アウェーで巨人連勝!! ラミレスが球児打ちでCS第1S逆転突破!!

【阪神 6-7 巨人】巨人が劇的な逆転勝ちで､クライマックスシリーズ(CS)第1ステージ突破を決めた｡

｢劣勢の中､よく逆転しましたね｡(中略)投手も野手も､全員がベンチで強いスクラムを組んで同じモチベーションを持って戦ったのが､タイガースをやや上まわった｣(スポーツ報知より)

原監督が興奮気味に振り返ったこの試合｡
勝負を決めたのは､頼れる4番の一振りだった｡

完全アウェーの甲子園｡
1点を追う八回二死二､三塁｡阪神のマウンドには守護神･藤川球児｡

タイガースファンの地鳴りのような声援の中､打席のラミレスは落ち着いていた｡

初球､ど真ん中の150キロ直球を見逃し｡2球目は外角低めのフォークを空振り｡3球目は同じ高さのフォークを見送ってボール｡

カウント2-1から藤川が勝負球に選んだのはフォーク｡
しかし､ラミレスは待ってましたといわんばかりに迷わずバットを振り抜いた｡
打球は､二塁手･平野のグラブをかすめて中前に抜けた｡

｢フォークは頭に入っていた｡ワンバウンドなら空振りをしていただろうけど､打てる高さにきたからうまくバットに合わせることができたよ｣(サンケイスポーツより)

配球の読みと極限まで高めた集中力が､起死回生の逆転2点タイムリーを生んだ｡

最大で4点あった点差をひっくり返し､連勝でCSファイナルステージ進出を決めた巨人｡
20日からの中日戦に向け原監督は､
｢3位から､優勝したチーム(中日)と戦うことができる｡ハンディはあるがしっかりと暴れたいと思います｣(同)
と挑戦者であることを強調しながらも､強い覚悟を示した｡

中日には今季9勝15敗と大きく負け越しているが､挑戦者に怖いものはない｡

(2010年10月18日)

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