巨人･ラミレス､来期はパへ移籍か!? 唯一の味方はナベツネ会長!?

今季､極度の不振に陥っている巨人の主砲･ラミレス｡
例年､気温の上昇とともに調子も上げてくるのだが､今季はその気配もなし｡
ついてにはスタメン落ちの屈辱も味わった｡

スタメン復帰した先月23日に逆転タイムリー､同24日には通算350号となる14号ソロと存在感は示したが､2日時点での成績は打率.253､14本塁打､53打点｡
昨年(打率.304､49本塁打､129打点)と比べると､物足りなさは否めない｡

日本球界に来て早10年､今年10月には37歳を迎えるラミレス｡
肉体的な衰えは､打撃面だけでなく守備面にも影響を与えており､緩慢な守備でピンチを招いたことは1度や2度ではない｡
ある球団関係者は､
｢去年くらい打つのならともかく､現状では守備面と差し引き大幅マイナス｡5億円の高年俸で､費用対効果も悪い｡
契約が今季限りで切れることだし､DH制のあるパ・リーグの球団に移籍する可能性が高いのではないか｣(夕刊フジより)
と指摘｡
ついに､慣れ親しんだセ･リーグを離れる可能性まで浮上しているようだ｡

ラミレス自身も､
｢自分のあとを継ぐのはチョーノ｡非常に才能のあるバッターだ｣(同)
と現在セ･リーグ首位打者の長野久義を後継者に指名｡
実際､長野はラミレスに代わって数試合で4番を務め､しっかりと結果を残した｡
本人も今季限りでの退団を意識していてもおかしくはないだろう｡

しかし､球団内にはラミレスの残留を願っている人物もいる｡
それは､他ならぬ渡辺恒雄球団会長だ｡

辛口で知られる渡辺会長だが､ラミレスの明るい性格とパフォーマンスが大のお気に入り｡
先日､報道陣の取材に応じた際には､打撃不振が続く坂本に対し､
｢怠けてちゃダメだよね｣(同)
と苦言を呈した一方､ラミレスに対しては､
｢ラミちゃんは､ケガさえなければ頑張る｣(同)
と擁護｡
打撃不振は7月に右足甲に受けた死球が原因だとし､シーズン終盤の爆発に期待を寄せた｡

チームは8月に17勝を挙げ､一気に優勝争いを演じる位置まで浮上した｡
負けられない試合が続く中､ラミレスは存在感を示すことが出来るだろうか｡

(2011年9月3日)

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