西武が70勝一番乗り!! おかわり君復活の決勝弾で首位キープ

頼れる主砲の完全復活で西武が首位をキープした｡

前日､9回に5点差をひっくり返されサヨナラ負けした悪夢を振り払ったのは中村だった｡

5-5で迎えた九回一死､中村は楽天･小山の高めに抜けた143キロのシンカーを強振｡
打球はライナーでバックスクリーン右に飛び込む決勝の一打となった｡

中村は右ひじの故障から先月25日に復帰したが､思うようなスイングが出来ず､復帰後7試合でわずか3安打｡
2日にはスタメンから外されてしまった｡

しかし､それで開き直ることができた｡
3日に仙台入りしてからは持ち前のフルスイングを心掛け､この3連戦では12打数7安打3本塁打と爆発した｡

｢打球が飛んでいる方向とか､自分のスイングができている｣(スポニチアネックスより)
と自身も手応えを感じている様子｡

渡辺監督も､
｢仙台に来るまでよくなかったけど､(球場と)相性がいいのかな｡打撃の感じをつかんでくれた｣(サンケイスポーツより)
と主砲の復調を喜んだ｡

この日の勝利で西武は70勝一番乗り｡
これは､日本一になった2008年以来のことだ｡

1.5ゲーム差の中に3チームがひしめく混戦パ･リーグ｡
首位の西武が､主砲の復活でこのままゴールまで突き進む｡

(2010年9月6日)

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