ピース･綾部祐二にウザいのレッテル! 悪名高めた原因を徹底解明!

ピース･綾部祐二に"ウザい"のレッテル! 悪名高めた原因を徹底解明!

"2010年ブレイク芸人"の一角に挙げられ､年が明けて2011年も元旦にTBS系『笑いの祭典ザ･ドリームマッチ』､2日にテレビ朝日系『関根&優香の笑うお正月』､3日に日本テレビ系『世界まる見え!テレビ特捜部』､4日に『アンラッキー研究所』､翌5日には『ザ!世界仰天ニュース』と立て続けに人気特番への出演を果たし勢いそのままに好調を保っているお笑いコンビ･ピース｡

最初で最後の出場となった『M-1グランプリ』は4位と満足のいく結果は残せなかったものの､しっかりと爪痕を残した｡
ピースは当サイトでも幾度となく取り上げているように､お喋りが達者なツッコミ･綾部祐二と奇怪なキャラで大喜利などを得意とするボケ･又吉直樹から成るコンビ｡

トーク番組等単発のゲスト出演では､殆どのケースで綾部祐二メインで話し､又吉直樹はMCから話を振られたりした時ボケたりエピソードを話す程度｡
つまり綾部祐二がピースの特攻隊長なわけだが､その彼にとっては非常に痛手な"ウザい"という批判が高まっている｡

一部ネットユーザーからは､ネット上で異様に嫌われているキングコング･西野亮廣と似ているとの指摘や､"コバンザメ芸人"(＝虎の威を借る狐と同意味)と揶揄する者もいる状態だ｡
ピースがブレイクの兆しを見せた2010年夏頃はそういった声は見られなかった｡
では綾部祐二がウザキャラに陥ってしまった原因は何なのか｡

すると､その一つとして浮かび上がった来るのが､2010年12月19日に放送された日本テレビ系『さんま&SMAP 美女と野獣のクリスマスSP』｡

彼は雨上がり決死隊･宮迫博之､サバンナ･高橋茂雄らと同様に一列目に座っていた｡
同番組はタイトル通り､明石家さんまとSMAPの貴重な絡みを楽しみにする視聴者が多い番組｡
にもかかわらず､綾部祐二は尋常でない発言の多さが際立った｡
以下､彼の主だった発言を取り上げてみる｡

ーオープニング､SMAPと明石家さんま登場時
｢(手を振りながら)SMAPさーん! 中居さーん!(目の前のさんまはわざとシカト)｣

ー羽鳥アナが"芸能人生を懸けて質問をぶつける質問者の皆さんです"と紹介し
｢(拳を突きあげて)訊きますよ､いっぱい訊きますよ～!｣

ーさんまがマツコに対して"大きなセットが置いてある"とボケると
｢さんまさん､違います､セットじゃないですよ｡中居さん静止画じゃないですよ｡マツコさんマツコさん(と呼びかける)｣

ーマツコがダチョウ倶楽部のギャグ"終わりだろ"で地面を踏ん付けた時
｢さんまさん､危ない危ない､危なすぎる!｣

ー質問者一番手として宮迫博之が立ち上がって
｢宮迫さーん!｣

ーさんまがSMAPに"お前ら20年ぐらい不誠実で生きとる"と言った後"芸能界は不誠実でええねんな"と言った時
｢さんまさんどっちなんですか!?｣

ーさんまが"俺も今日はホントの事言われへん"と言った後
｢(さんまの方に手を向けて)言ってもらいますよ､今日は!｣

ー宮迫博之が"今日でSMAPダメにしてやる"と言った後
｢行きましょう宮迫さん!｣

ーさんまが稲垣吾郎の髪型をイジり､木村拓哉が"今の興奮状態です"とボケた時
｢今のですか!?今直すんですか!?｣

ーさんまが大竹しのぶに興奮したという話で､彼女の前に誰に興奮したのか宮迫博之らに問い詰められ
｢さんまさん､その前ですよ!｣

ーさんまが"俺の答えは待ってなかったの?"と客席に投げかけたとき､
｢さんまさん､そんな事ないですよ､皆待ってましたよ｡大丈夫です大丈夫です｡｣

ー木村拓哉が"黒木メイサもハンパないっすよ"と言ったのに対し
｢ハンパないっすか!?｣

ーさんまが映画『ヤマト』から"波動砲!"とボケた時､さらに"こっちの歯動砲"でともう一ボケ
｢さんまさんダメです､勝手に波動砲出しちゃダメです｡そっち(歯)の波動砲いい(いらない)です｣

ー香取慎吾が石原さとみらを"スッゲーキレイですよ!!"と声を張った後
｢なるほど､相当上位｣

ー木村拓哉がさんまに対し"ザリガニ(罰ゲーム)相当近づいてきた"と言った後
｢だいぶいますね､ザリガニ｣

ー草なぎ剛がエキストラが一番興奮したと暴露して
｢(席を立って両手を振りながら)草なぎさんダメ!｣

ー質問者二番手のマツコが質問台に立った時
｢マツコさんお願いしますよ!｣

ーさんまが"波動砲!"と指差し棒をアソコに見立ててボケた時
｢さんまさん!さんまさん!(真っ先に近づいて制止させる)｣

ーさんまがマツコに"置物片付けてー"とボケて
｢マツコさんです､マツコさんです!｣

ー稲垣吾郎が人差し指が長いとアソコが太いという話題で､"太さだけですか?"と妙な食いつきを見せた時
｢(立ち上がって)稲垣さんどういうことですか?｣

ーさんまがSMAPメンバーの人差し指を見て､中居正広を太さ最下位に選び
｢中居さん最下位ですか!｣

ー質問者三番手･金子哲雄が"貯金額が最も多いのは誰か?"と質問したのに対し
｢金子さん! これはいい質問ですよ!｣

ー貯金額から派生して､綾部自ら手を挙げて
｢さんまさん､まずやっぱ貯金ってことは年収が気になるんですよ!さんまさん､年収おいくらですか?｣
｢年収を聞きたいんですよ!｣

ー渡部陽一が"さんまさんは誠実です"とアノ口調で発言して
｢渡部さん!｣

ー稲垣吾郎が暴走してマツコとキスをした瞬間
｢なんですか､さんまさん｣
｢さんまさん､この状況誰が望んだんですか!?｣

ー稲垣吾郎がマツコとキスしたことについて甘いBGMが鳴ったからなんでもアリだと思ったと説明したのに対し
｢別にここフリータイムじゃないですよ｣

ーキス乱発が一段落ついて全員が席につこうとした時
｢(小声気味に)乱れすぎですよ｣

ー木村拓哉が質問に渡部陽一のモノマネ口調で答えたとき
｢モノマネ完璧じゃないですか､木村さん!｣
｢(ニヤけながら)木村さん､モノマネしすぎですよ!｣

ーさんまがオシッコしようとしたらウンコが漏れていた経験について話している時
｢それは"大"が出てたんですか? 凄いなそれ｣

ーさんまがIMARUに"人として終わりました"と電話し､IMARUが"あ､そう"と答えた話を聞いて
｢そりゃそうでしょうね!｣

ー草なぎ剛がお漏らし対策で下着を何枚か持ち歩いている話を聞いて
｢そんなもう癖ついちゃってるんですか? 出ちゃうのが｣

ー木村拓哉がクズだと思った芸能人を暴露して
｢理由を聞きましょうよ! 理由は何ですか?｣

ーSMAPの面々が困惑していたため友近が"一瞬いらっとしたとかでも"とフォロー､木村拓哉が"どんどんハードル下がってないですか!?"と突っ込むと
｢いやいやでも､そうですね｣

ー草なぎ剛が江頭2:50がクズだと言って､さんまらが"ネタやろ"と突っ込んでいる時
｢それはライト過ぎますよちょっと!｣

ー香取慎吾がカフを使っておきながらやたらとそのヒントを出す言動を見せて
｢だいぶバレちゃいますバレちゃいます｡危ないです危ないです!｣
｢慎吾さん､なんでそんなサービスしてくれるんですか今!｣

ー中居正広がクズだと思う芸能人を暴露したのを聞いて
｢さんまさん､これはもう駄目です｣

40シーン程度書き起こしてみると､綾部祐二の発言にはいくつかの傾向がある事が分かる｡
最も頻出するパターンは､｢○○さん!｣と一言目で呼びかけて二言目で｢○○さん､△△△ですよ!｣といった具合に言葉を付け足してツッコミ(だと思われる)発言をする｡

相手が言った内容をそのまま聞き返す(例｢ハンパないっすか!?｣｢稲垣さん､どういうことですか!?｣)パターンも目立ち､少しでも主役達の話を広げようと気を使っているようにも思える｡

そして､ご覧いただければお分かりのとおり､番組の主役であり最も権力が強い明石家さんまの名前をとにかく呼びまくっている｡
特に序盤は1分に1回ぐらいのペースで｢さんまさん!｣という言葉を口にしていたと感じられるほど｡

綾部祐二はいわば､明石家さんまとSMAP計6人から放たれるノックを一人で全部拾いきろうと気を張っており､中でも明石家さんまの球は一球たりとも取りこぼし無いよう細心の注意を行き渡らせていたようだ｡

しかし､SMAPがメインの同番組でブレイク間もない若手芸人が前へ前へ出て､突出したオチもなく発言の多さだけが目立つ状況に"ウザい"と感じた視聴者が多かったのだろう｡

彼が目上の者に媚びて後輩には厳しい性格だという事実は多くのトーク番組でネタにされ､LLR･福田恵悟らからは
｢『俺メシに興味ないんだよね』と言って絶対に奢らない｣
ふくろとじ･てつみちからは
｢珍しく『メシを奢る』と言われてファミレスに入って､気を遣って一番安い納豆定食(800円)をオゴってもらったが､4年経った今でも『あの時オゴったよな』と誇らしげに言われます｣
と後輩に対して態度がデカい様も暴露されている｡

ピースは『さんま&SMAP』放送前日､TBS系『ウンナン極限ネタバトル! ザ･イロモネア～笑わせたら100万円!～』にも出演｡

又吉直樹のボケで第一ステージをクリアした時､何故か何もしていない綾部祐二が
｢それ見たことかっ! それ見たことかっ!｣
と雄叫びをあげ､一瞬場を凍りつかせると､続く第二ステージで綾部祐二が渾身のボケを披露するも誰一人笑わず､結果的に又吉直樹のみがランダムで選ばれた客席審査員を笑わし続けた｡

熟女ネタや"枕(＝経験人数)"ネタなど､事前に用意出来るトークに関しては達者であることに変りはないが､『さんま&SMAP』生放送でウザさを晒すハメになってしまった綾部祐二｡

ピースの場合､綾部祐二が200%､又吉直樹が10%ほどの割合で喋るバランスを均等にすれば一部視聴者が感じるウザさも軽減されるのだろうが､"前へ前へ"精神が全くと言っていいほど垣間見れない又吉直樹ではそれも難しいかもしれない｡

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