「ヒデとロザンナ」の次男、加藤来門が麻薬で現行犯逮捕！！

自由にあなたを愛して愛して､私はこんなに傷ついた～♪

これは､今のケータイ世代の若者にとっては少し耳慣れない歌詞かもしれないが､お父さんお母さん世代にとっては忘れられない名曲のひとつ､「愛は傷つきやすく」の一節だ。
夫婦デュオ「ヒデとロザンナ」が1970年に発売されたこの曲は､初のオリコンシングルチャート1位を獲得。
多くの恋人たちだけでなく､親が子を愛するというときに歌っていた人も……いるかもしれない。

それにしても､愛して愛して､で､傷ついたっていうのは､まさに今回のような逮捕劇のことを言うのではないだろうか。

「ヒデとロザンナ」の出門英（でもんひで=故人・享年47）とロザンナ（ろざんな=57）の次男で､ロックバンド「smorgas（スモーガス）」のＭＣでもあるミュージシャン・加藤来門（かとうらいもん=29）容疑者が､大麻取締法違反で現行犯逮捕されていたことが分かった。

え､また芸能人と麻薬？
そうなのだ。「また……」なのである。

ここ半年､芸能界では麻薬の風邪が吹き荒れている。
赤坂晃､桂銀淑､そして三田佳子の次男・高橋祐也ら､薬物に手を染める芸能人が後を絶たない。
特に高橋容疑者と加藤容疑者はともに2世として芸能人の親を持つという共通点がある。
親が子を愛せど､子がその愛にこたえられない例は昨今珍しいとはいえないが､さすがにどういうことかと首を傾げてしまう。

この加藤容疑者の逮捕は､なんと家族の110番通報がきっかけ。
2月3日午後１時15分ごろ､同容疑者の家族が自宅から碑文谷署に緊急通報。
「家族内でトラブルが起きた。次男が大麻を吸っているらしい」
署員が駆けつけたところ､加藤容疑者は取り乱した様子もなく､当初は大麻使用を否定していたというから呆れたもの。
しかし､自宅には大麻臭が漂い､自宅敷地内の乗用車の助手席に置かれたリュックサックから乾燥大麻約１グラムが発見された。
これでさすがの容疑者は「自分のものだ」と容疑を認め､その場の薬物検査でも陽性反応が出たため､御用となったわけである。

関係者によると来門容疑者には離婚歴があったようで､大麻が発見された車の中には歌詞らしき文章と……子供と映っていたプリクラも残されていた。

あなたを愛して愛して､私はこんなに傷ついた～♪

と､親ならば子どもに思わせるのは､やはり最低と断じざるを得ない。（古田鉄寿）