中日･浅尾が笑顔の一発サイン! 吉見は1.1億円増保留し｢MVPは浅尾ですけど･･･｣

セ･リーグを制した中日の浅尾拓也､吉見一起両投手が12日､名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ｡
優勝の立役者となった2人だが､契約更改での表情は対照的なものとなった｡

球団記録を更新する79試合に登板した浅尾は今季､7勝2敗45ホールド､防御率0.41の成績をマーク｡
2年連続で最優秀中継ぎ投手に輝くとともに､中継ぎとして史上初めてMVPを獲得した｡

交渉では最大級の評価を受け､1億2500万円増の2億6000万円で一発サイン｡
プロ5年目オフの更改では球団史上最高となる年俸を手にした｡

会見場に現れた浅尾は､
｢今まで活躍された選手の上げ幅と比べても最大の評価をしてると言われた｣(スポーツ報知より)
と満面の笑み｡
来季は高木新監督の下でのプレーとなるが､
｢大切に使うとか言ってもらいたくない｡投げられないほうが悔しいので全然､行きたい｣(同)
と自らが持つ登板数記録の更新に意欲を見せた｡

一方の吉見は約2時間に及ぶ交渉の末､1億1000万円増となる2億3000万円の球団提示を保留｡
｢これぐらいかなと思っていた通りの提示｡わずかな差ですが､今後の自分のためにもサインしなかった｣(スポニチアネックスより)
と渋い表情を見せた｡

吉見は今季､26試合に登板して18勝3敗､防御率1.65をマークし､最多勝と最優秀防御率の2冠を獲得｡
MVPを獲得してもおかしくないほどの活躍を見せただけに､
｢MVPは浅尾ですけど､今年はやったというのがある｣(デイリースポーツより)
とエースのプライドに懸け､希望額は譲らない構えだ｡

リーグワーストのチーム打率ながら､圧倒的な投手力でセ･リーグを制した中日｡
投手陣を引っ張った2人には､気持ちよくキャンプインしてほしいものだ｡

(2011年12月13日)

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