日本ハム･斎藤佑樹､初先発でプロの洗礼! 3回9失点の内容に｢投げる球に困った｣

【オープン戦日本ハム 3-12 阪神】
日本ハム･斎藤佑樹投手が21日､札幌ドームで行われた阪神とのオープン戦でプロ初先発｡
3回13安打9失点と大乱調で､プロの洗礼を浴びる形となった｡

東日本大震災の影響で2度登板が流れ､約2週間ぶりの実戦となった斎藤｡
調整遅れはあっただろうが､あまりに厳しい現実が待っていた｡

1回は2死二塁で新井を一邪飛に抑えたが､二回にブラゼル､金本に連続安打を浴びると､林の中前打でプロ初失点｡
キャンプから続いていた無失点記録が9イニング目で途絶えた｡

さらに､3回には8安打と集中打を浴びて8失点｡
予定の5回を投げきれず､3回まで79球､毎回の13安打9失点と散々な先発デビューとなった｡

試合後に斎藤は､
｢あらためてプロの打者はすごいんだと身に染みて感じた｡少し甘くなったら打たれてしまうので､投げるボールに困った｣(中日スポーツより)
とコメント｡
自身の投球については､
｢コントロールも良くなかったし､変化球の切れも良くなかった｣(スポーツ報知より)
と振り返った｡

確かに､この日は生命線となる外角のコントロールが甘く､変化球のキレもいまひとつ｡
ストレートの最速も143キロと､開幕を目前に控え多くの課題を残した｡

それでも､試合感覚が空いたことに関しては､
｢違和感はありませんでした｡調整はしっかりできていたと思います｣(同)
とキッパリ｡
言い訳することなく､27日に予定されているロッテとの練習試合にむけて前を向いた｡

パ･リーグの開幕戦は4月12日への延期が決定している
斎藤は残された期間で､自慢の修正能力を見せることはできるだろうか｡

(2011年3月22日)

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