巨人､来季の抑えは大激戦!! 新外国人補強も原監督は白紙を強調!!

今季､リーグ4連覇を逃し､クライマックスシリーズでも敗れた巨人｡
シーズン終盤に失速した原因の1つが､守護神･クルーン投手の乱調だろう｡

球団は今オフ､クルーンとの契約を結ばないことを決め､"新守護神"の座を競わせる方針｡
原監督も､
｢チャンスは全員にあります｡しっかりと判断して決めたい｣(スポーツ報知より)
と来季の守護神がまったくの白紙であることを強調した｡

そんな中､最有力候補とみられているのが新外国人のアルバラデホ投手｡
同投手は今季､ヤンキース傘下の3Aで43セーブ｡
最速154キロの直球と大きなカーブ､ピンチにも動じない精神力が武器だ｡
原監督も､
｢心技体ともにすばらしい｡日本球界史に残る投手になってほしい｣(同)
と大きな期待を寄せている｡

しかし､アルバラデホが日本の野球に適応できるかは未知数｡
当然､セットアッパーとして不動の地位を気付いている山口鉄也､越智大介も候補になってくるだろう｡

山口はすでに来季の目標として､中日･岩瀬仁紀投手の持つ日本記録46セーブの更新を宣言｡
緊迫した場面を任されることを想定し､
｢無駄な四球を出さないこと｡細かい制球力を､もっとつけないといけない｣(同)
と自主トレでは下半身を徹底的に鍛えている｡

一方の越智も､
｢守護神を目指したい｣(同)
と早くから名乗りを挙げており､原監督は､
｢頼もしいですね｡そういう選手が1人､2人と出てくるのはいいことですよ｣(サンケイスポーツより)
と積極的な姿勢を評価した｡

実力も実績もある候補者たちのし烈な争いは､2月の宮崎キャンプからスタート｡
開幕時､"新守護神"として最終回のマウンドを任されるのは､果たして誰になるだろうか｡

(2010年12月27日)

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