松井秀喜､アスレチックスと基本合意!! 4番起用&全試合出場を約束か!?

米大リーグ･エンゼルスからFAとなっていた松井秀喜外野手がアスレチックスと1年契約で大筋合意に達したことが13日､分かった｡
年俸は約500万ドル(約4億2000万円)とみられており､15日にも入団会見が行われる予定だという｡

松井にアスレチックスから正式オファーが届いたのは11日｡
アスレチックス関係者は､
｢主にDHとして4番を任せる｣(スポーツ報知より)
としており､早くも4番での起用を約束｡
さらに､松井のトレードマークである背番号｢55｣も用意されるようだ｡

しかし､松井が最も心動かされたのは"全試合出場"という条件だろう｡
今季､エンゼルスでは左投手が先発する場合､スタメン落ちすることが多かった松井｡
しかし､アスレチックスは松井を打線の主軸として考え全試合に出場させる意向で､DHとの併用になるが松井の望む左翼での守備機会も与える方針を伝えたという｡

移籍先について､
｢必要としてくれるところでプレーしたい｣(同)
と語っていた松井にとって､まさにうってつけの球団といえるだろう｡

アスレチックスは今季､ア･リーグ西地区でエンゼルスを上回る2位｡
リーグトップのチーム防御率を誇る強力投手陣が活躍した一方､チーム本塁打数は30球団中28位と深刻な得点力不足に悩まされた｡
4番を固定できずにいたアスレチックスにとって､メジャー8シーズンで80打点以上を6回マークしている松井への期待は大きく､地元紙『サンフランシスコ･クロニクル』電子版は､
｢これまでにないくらいの大規模な入団会見になるだろう｣(同)
と報じている｡

現在､自宅のあるニューヨークではなく､温暖な南カリフォルニアで来季に向けたトレーニングを行っている松井｡
左ヒザの手術から3年目となる来季､完全復活への舞台は整った｡

(2010年12月14日)

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