メジャー帰りの松井稼頭央&岩村明憲に山崎武司が苦言!? 楽天は一つになれるのか!?

今オフ､ともに米大リーグからの楽天移籍が決まった松井稼頭央､岩村明憲両内野手が1日､都内の室内練習場で合同トレーニングを行った｡
自主トレにも関わらず集まった報道陣は約100人｡
来季の注目を一身に集める二人がいよいよ動き出した｡

今回の合同トレーニングは松井の入団決定後に､岩村が誘いの電話を入れて実現｡
岩村はその狙いを､
｢同じ内野手として刺激を受ける松井さんから見て盗みたい｡そのためには一緒にやらなければ｣(デイリースポーツより)
と説明した｡

日本時代はセ･パに別れ､メジャー移籍後もほとんど接点のなかった二人｡
しかし岩村が､
｢僕はアニキのように思ってます｣(ニッカンスポーツより)
と笑顔を見せると､松井も､
｢これだけのサードがいるとショートとしても心強い｣(同)
と返すなど､来季､三遊間でコンビを組むことになるであろう二人は早くも息ピッタリだ｡

今季､最下位に沈んだチームの救世主として期待される二人だが､加熱する報道に楽天･山崎武司内野手は､
｢岩村と稼頭央か｡あいさつねえんだよな､まだ｡言っといてくれよ｣(スポニチアネックス)
とベテラン選手らしいコメント｡
大きな戦力であることは認めた上で､
｢納会で若いやつらにも言った｡"はい来ました｡どうぞ"ってわけにはいかない｡弱いながらここまでみんなでやってきた｡やるしかないよ｣(同)
と長年主砲としてチームを支えてきたプライドを覗かせた｡

それでも､"優勝"という来季の目標は同じ｡
松井と岩村も､
｢星野監督のもと楽天を優勝させる｣(ニッカンスポーツより)
と口を揃えた｡
新戦力と生え抜き選手が一体となったとき､楽天がパ･リーグの台風の目になりそうだ｡

(2010年12月3日)

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