阪神･金本知憲､｢都合のいい男｣になる!! 年俸大幅減も残留決意!!

今季FA権を取得し､去就が注目されていた阪神の金本知憲外野手が15日､甲子園球場内の球団事務所で3度目の交渉に臨み､1億円減の年俸3億5000万円プラス出来高の1年契約でサインした｡
大幅減俸なら移籍もささやかれた中での残留｡
来季､プロ20年目を迎える"アニキ"はもう一度縦ジマのユニフォームで大暴れすることを誓った｡

交渉を終え笑顔で会見場に表れた金本は､
｢やはりもう一度この球団で暴れてみたいというか､やり残したこともまだまだあるような気がしまして､残留ということになりました｣(サンケイスポーツより)
と説明｡

残留の決め手を､
｢今まで阪神ファンの人にたくさん応援してもらって､同じファンに応援され続けたいというのと､会社の方からも､『何が何でも残ってもらわなきゃ困る』という気持ちが伝わってきました｣(同)
と語った｡

金本は今季､右肩痛の影響で4月に連続フルイニング出場が1492試合でストップ｡
復帰後も主に代打での起用がつづき､打率.241､16本塁打､45打点と打撃3部門で阪神移籍後最低の成績となった｡

それでも､球団側の金本に対する期待は変わらない｡
交渉では大方の予想通り大幅減俸を提示されたが､
｢今年､選手生命の危機じゃないかというくらいの大けがをしたけど､それでも､まだ来年期待してくれている｡まだ雇ってもらえることに､感謝したい｣(デイリースポーツより)
と納得の上でのサインであることを強調した｡

世界記録を樹立した連続フルイニング出場は途切れたものの､連続試合出場は衣笠祥雄に次ぐ史上2位の1763試合で継続中の金本｡
しかし､来季の起用法については､
｢好きなように､好きなところで使ってもらえれば(中略)僕は都合のいい男でいい｣(同)
と記録や打順へのこだわりを封印｡
｢カープ時代のように､ギラギラした目でグラウンドで暴れられるように頑張りたい｣(デイリースポーツより)
と力強く宣言した｡

来季で43歳を迎える金本｡決意の1年契約で､チームを再び頂点へと導く｡

(2010年11月16日)

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