今年のゴールデングラブ賞は記録だらけ!! セ一塁手は初の｢該当者ナシ｣!!

プロ野球の守備に優れた選手を表彰する｢三井ゴールデングラブ賞｣が11日､発表された｡

セ･リーグ捕手部門で選ばれた阪神･城島健司は史上初となるセ･パ両リーグでの受賞｡
また､セ･リーグ一塁手部門は史上初の｢該当者なし｣となった｡

城島は球団広報を通じ､
｢受賞できたというのは正直にうれしい｣(デイリースポーツより)
とした上で､
｢セ･リーグ1年目で､しかも優勝に導くこともできなかったのに､このような光栄な賞をもらって､本当にいいのかなという気持ちはあります｣(同)
と守備の要として強い責任感を見せた｡

パ･リーグではポスティングシステム(入札制度)を利用しての米大リーグ移籍を球団に申し出たロッテ･西岡剛が3年ぶり2回目の受賞｡
一塁手部門で初受賞となったソフトバンク･小久保裕紀は1995年に二塁手部門で同賞を獲得して以来､15年ぶりの栄誉となった｡

史上最長ブランクとパ･リーグ史上最年長での受賞となった小久保は､
｢コツコツ練習を重ねてきて､今回は守備でチームに貢献した自負がある｣(読売新聞より)
と満足げな表情で喜びを語った｡

初受賞は計7選手で､チーム別では広島の4人が最多｡
また､中日は10年ぶりに受賞者なしで､リーグ優勝チームから一人も選ばれないのは1999年の同じく中日以来｡巨人からも4年ぶりに受賞者なしとなった｡

受賞者は以下の通り｡

【セ･リーグ】
投手=広島･前田健太(初受賞)
捕手=阪神･城島健司(初受賞)
一塁手=該当者ナシ
二塁手=阪神･平野恵一(初受賞)
三塁手=ヤクルト･宮本慎也(2年連続2回目)
遊撃手=広島･梵英心(初受賞)
外野手=ヤクルト･青木宣親(5年連続5回目)､広島･廣瀬純(初受賞)､広島･赤松真人(初受賞)

【パ･リーグ】
投手=西武･涌井秀章(2年連続2回目)
捕手=楽天･嶋基宏(初受賞)
一塁手=ソフトバンク･小久保裕紀(初受賞)
二塁手=日本ハム･田中賢介(5年連続5回目)
三塁手=日本ハム･小谷野栄一(2年連続2回目)
遊撃手=ロッテ･西岡剛(3年ぶり2回目)
外野手=日本ハム･糸井嘉男(2年連続2回目)､オリックス･坂口智隆(3年連続3回目)､西武･栗山巧(初受賞)

(2010年11月12日)

その他のBASEBALLニュース