小川直也が谷亮子に引退勧告!! 協会からも不要論で､もはや居場所ナシ!?

13日に閉幕した柔道の世界選手権で日本は男女計16階級のうち､10階級を制し､過去最多の金メダルを獲得｡
男子は金ゼロに終わった昨年のロッテルダム大会からの復活の兆しを見せ､女子は層の厚さが光った｡

その中でも注目を集めたのが､女子48キロ級で金メダルを獲得した山梨学院大4年の浅見八瑠奈選手だ｡

1回戦から準決勝まですべて一本勝ちで勝ち上がり､日本人対決となった決勝では大会2連覇のかかった福見友子選手に優勢で勝利した｡

女子48キロ級といえば､ヤワラちゃんこと谷亮子選手がエースとして君臨してきた階級だが､若手の台頭で早くもロンドン五輪出場に黄色信号が点っている｡

参議院議員となった谷選手は2010年9月14日､報道陣のインタビューに､民主党代表選のため2週間は練習ができていないなどと明かしたものの､11月に行われる講道館杯については､早く柔道選手としてのスイッチを入れたいとし､改めて競技再開への意欲を見せていた｡

しかし､2008年の北京オリンピックでは3大会連続のメダルを獲得したが､公約した金ではなく銅｡
力の衰えを指摘する声も多く､国会議員と柔道選手の"2足のわらじ"は無理ではないか､という見方は根強い｡

こうした意見の中､今春､筑波大学大学院に合格し､プロレスラー､柔道の道場主と"3足のわらじ"となった､バルセロナ五輪柔道銀メダリストの小川直也さんが口を開いた｡

女子48キロ級のレベル高さを踏まえ小川は､
｢48キロ級で谷さんの入るスキはもうない｣(東京スポーツより)
と断言｡

｢何より浅見さんも福見さんもしっかり組む柔道をして勝っているからね｡谷さんの組まない柔道はもうなあ･･･｣(同)
と谷の柔道スタイルが時代遅れであることを指摘した｡

谷の参院選出馬が決まった際に､
｢暴走王のオレが言うのもなんだけど､社会常識からは離れてるわな｣(同)
と発言するなど､以前から谷に対して何かと厳しい小川｡

自身の3足のわらじについては､
｢オレはプロだからよ｡次元の違う話だろう､彼女とは｣(同)
とした｡

柔道連盟関係者の一部からは､
｢谷さんは日本柔道界の貢献者ですが､現役で居つづけるため後進が育ちにくい､といったことが起こっています｡国会議員はいい花道だと思うのでそちらで頑張って欲しい｣(同)
と引退を求める声も上がっている｡

16日､故郷の愛媛県から県文化･スポーツ賞を送られた浅見は､
｢谷さんが戻ってきても､練習量で負けていない｡今の(48キロ級の)レベルは高いから｣(デイリースポーツより)
と下克上を叩き付けた｡

ロンドン五輪の代表枠は1つ｡
一つの時代が終わりを迎えようとしている｡

(2010年9月19日)

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