お見事､1球セーブ!! オリオールズ･上原がメジャー残留へ猛アピール

米大リーグ･オリオールズに所属する上原浩治投手が絶対絶命のチームを1球で救った｡

敵地でのエンゼルス戦､1-0の9回2死一､三塁｡
迎えるは4番打者という緊迫した場面で登板した上原｡

｢半分､開き直りです｡自分がどんどんストライクを取るという情報は入っていたと思う｣(スポーツ報知より)
と自ら分析した通り､4番ハンターは初球､142キロの速球に手を出したきた｡
ハンターの打球は力なく打ち上がり､セカンドのグラブに収まった｡

日本人メジャーリーガーでは､2001年のマリナーズ･佐々木､2003年の同･長谷川に次ぐ1球でのセーブ達成｡

これで4試合連続セーブで､上原が登板した試合は10連勝中と本来の調子が戻ってきた｡

｢喜びより胃が痛い｡あそこで打たれたら先発の勝ちが消える｡それがクローザーですから｣(同)
先発も抑えも経験している上原のコメントには重みがあった｡

この日先発を外れ､エンゼルス･松井との対戦は持ち越しとなったが､
｢来年?そうですね｡僕もどうなるか分からないし｣(同)
と笑顔でコメントした｡

2年契約の最終年を迎え､来季の去就が注目される上原｡
この投球を続ければ､本人が希望するメジャー残留への道は開けるはずだ｡

(2010年8月31日)

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