オリックス球団初の全選手一発サイン

オリックスは16日、塩崎真内野手が野球協約で定められた減額制限の25%を大きく超える2400万円減の2500万円でサインした。

日本人54選手の契約更改が終了し、オリックスとなった後では初めて一人の保留者を出すこともなく更改を終えた。

チームは今季、借金30で最下位。その影響で浜中、大村、北川、そして塩崎と減額制限を超える大幅ダウンが続出した。

しかし、今季66試合の出場にとどまった塩崎が「自分の立場は承知している」と話したように、大減俸を素直に受け入れた。

背景には、新指揮官･岡田監督の存在がある。

岡田監督は、契約交渉でもめているローズに「契約でもめたヤツは次の年、活躍できんで」と手厳しい口撃を浴びせた。

新監督の下で巻き返しを図る選手たちにとって、その一言も効いたようだ。

日本人選手の全員一発サインは、近年では05年の巨人、07年の日本ハムのみ。

交渉役を務めた横田昭作管理部長は､

「みんなが理解してサインしてくれた。これですっきりと来季へ向かえます」

とほくそ笑んだ。

(2009年12月19日)

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