G.G.佐藤今年も“自腹”確定か!? 2年連続ラストマンの動向はいかに!?

西武のG.G.佐藤(30)に今年も異常事態だ!

各チームの選手が契約更改を済ませ続々とキャンプインする中、パ・リーグでは、
19日の時点でサインを済ませていない選手が西武ライオンズから2名も現れた。

1人はポスティングで米大リーグ移籍を目指していた三井。
こちらは入札登録を二度行ったが米球団から応札がなかったため今回の大リーグ挑戦を断念。西武への残留が確定している。

問題なのは2人目。昨年パ・リーグで最後に契約更改を行ったG.G.佐藤だ。
佐藤は昨オフ交渉が難航、1月にはパ・リーグ会長に年俸調停を申請したがこれも受理されず泥沼化した。
結局キャンプ終了日まで更改に至らなかった為、キャンプにかかる費用を全て自己負担していたのだ。

そして今回も更改が難航。2年連続での“自腹キャンプ”が現実的なものとなってきた。

佐藤がこれほどまでに年俸にこだわるのには訳がある。
法政大学卒業時にはプロから声が掛からなかった佐藤は、米マイナーリーグに所属。
そこで実力をつけ、やっとの思いでプロ入りを果たした苦労人なのだ。

それだけにお金というものに対してより真剣なのも納得。
佐藤をよく知る関係者によると、佐藤は外国人選手と同じ概念を持っているという。
その概念とは、スポーツ選手は定年の早い世界なだけに、
活躍している時にもらえるだけもらっておくのは当然というものだ。

いつケガをして選手生命が絶たれるか、チームからいつ戦力外通告を受けるのか。
G.G.佐藤はそんなことをいつも考えているのかもしれない。

しかし、そうは言っても2年連続の自腹キャンプはあまりにも異例の異常事態。
西武球団としてもなんとか1月中に契約更改を済ませたい意向だが、
果たしてG.G.佐藤はスッキリした気持ちで“チーム主催の”キャンプに参加することはできるのだろうか。
その動向に注目が集まる。

(2009年1月21日)

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