中日3タテで、巨人に優勝M「26」点灯

巨人は中日との3連戦を3連勝し、優勝へのマジックナンバー「26」が灯った。

巨人は27日、中日18回戦（ナゴヤドーム）に4-2で快勝。カード3連勝を飾り、優勝へのマジックナンバー『26』を点灯させた。

三回、小笠原道大内野手の通算1000打点となる26号2ランで先制。ここ2試合不振だったガッツの一撃にチームが奮い立った。

巨人は5連勝で中日とのゲーム差は「5.5」に広がり、現日程での最短胴上げは9月12日となった。

これこそがガッツ。歯を食いしばってバットを振り抜いた。三回二死一塁。小笠原が外角低めのフォークボールを、左ひざが地面につくほど折り曲げながら右翼席に運んだ。

「久々やな。感触？　先っぽ。きのう、おとといとチームの足を引っ張っていた。勝ちゲームで打てたことがうれしい」

7日のヤクルト戦以来、実に14試合ぶりの一発となる先制26号2ラン。通算1000打点を達成し、大きな花束を手渡された背番号「2」に笑顔が戻った。

14日の阪神戦（東京ドーム）の走塁で痛めた左内転筋痛は完治していない。首位攻防3連戦は前日26日までの2試合で7打数無安打。

そんな自分が許せなかった。宿舎ではアイシングにはり治療など、あらゆる手段で治療を行い、リベンジを期していた。

これが今季の巨人の「強さ」だ。頼もしい相棒ラミレスも大活躍の3安打。

主軸の破壊力が首位攻防3連戦3連勝を飾り、

いよいよ優勝へのマジックナンバー『26』が点灯。

最短胴上げは、9月12日であるが、最近の優勝チームの｢マジック減少ペース｣にあてはめれば、注目の優勝予想日は10月3日の広島戦（東京ドーム）だ。

「この上ない3連戦だった。マジック？　まだ数字が（多いから）ねぇ…。あすからも試合が続くし、また気を引き締めて戦いたい」

と原監督。

巨人が1965年から9連覇を達成して以来、どのチームも果たしていないリーグ3連覇へのカウントダウンが始まった。

(2009年8月28日)

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