ヤクルト宮本復帰後いきなり見せた!!　館山はリーグトップの１４勝

25日、マツダスタジアムで行われたヤクルト-広島戦。

ヤクルトは苦手の広島･ルイスから5点を奪い、5-1で勝利。

先発･館山は7回1失点の好投でリーグトップの14勝目を挙げた。

この日は、1軍復帰した宮本が、いきなり見せた。

二回一死一塁。カウント1-0から、外角低め141キロの直球を振り抜いて右中間二塁打。

一死二、三塁とし、続く田中の遊ゴロでの先制点を導いた。

「（故障した左足は）順調にきている。（苦しいチーム状況にも）一緒に苦しんで、一緒に喜びたいですからね」

そう語る頼れる男の"強行復帰"が、流れを変えた。

宮本は14日の中日戦で左太ももを痛めて途中交代。

「左太もも前部の筋膜炎」で15日に出場選手登録を抹消された。

宮元の離脱中、チームは3勝5敗。8月はここまで6勝14敗となり、早くも月間負け越しが決まった。

最大13ゲームあった4位（現在は阪神）との差が「7.5」に縮まる緊急事態。

足の状態はまだ万全ではないが、宮本は最短10日間での復帰を直訴した。

38歳を突き動かしたのは、クライマックスシリーズへの思いだ。

「（11月には）39歳だからね。短期決戦を戦いたい」

3位死守へ。四回は中堅失策、六回は遊撃失策でいずれも出塁と、全力プレーでチームを鼓舞した。

宮本の復帰に、先発の館山も力投で応えた。

4-1で迎えた五回二死一、三塁のピンチは、天谷を内角のフォークで空振り三振。粘りの投球で、7回1失点。

松岡、林昌勇が舘山の後をきっちりと抑え、ハーラー単独トップの14勝目を挙げた。

リーダー･宮本の復帰で、勢いをつけ、さらに上位を狙うことができるか？

(2009年8月26日)

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