ヤンキース・井川の移籍先は“タイガース”!?

米大リーグ・ウインターミーティングの2日目が行われた9日(日本時間の10日)、大リーグ関係者によりヤンキース・井川慶投手(29)の移籍が決定的であることが明らかになった。

ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM(41)によると、移籍先については井川の年俸を最も負担してくれる球団に放出する方針で固まっているとのこと。
現在その移籍先候補は3球団に絞られており、デトロイト・タイガースが最有力ではないかとの見方も出てきている。

また、移籍交渉の最終段階として、5年契約で入団した井川の残り3年総額1200万ドル(約11億円)の負担額についても合わせて話し合われているという。

移籍問題が出てきた要因は井川自身の今季の成績にある。
今季はメジャーで2試合しか登板できなかった井川は、もはや戦力外状態だった。
3Aのインターナショナルリーグに降格してからは26試合で14勝6敗、防御率3.45と好成績を残したものの、昇格までの高評価には至らなかった。

これも移籍時の期待が大きすぎたことが原因で、ヤ軍スタッフ陣には魅力ある数字ととらえてもらえなかったようだ。

しかし、他球団からみれば魅力ある存在。
3Aでこれだけの成績を残せるのならメジャーでも問題ないと多くの各球団スカウトが声をかけてきたという。

まだまだ“井川需要”はありそうだ。

当の本人は現在帰国中。
9日に阪神の球団事務所を訪れた際に国内復帰は考えていないと完全否定したが、虎が手招く運命なのか、次の移籍先最有力は“タイガース”。

井川の阪神復帰を期待していた虎ファンは、来季海外のタイガースも応援しなければならなくなりそうだ。

井川の移籍先は年内にも最終決定される。

(2008年12月11日)

その他のBASEBALLニュース