石井一、わずか1日でダル超え! その驚きの年俸とは!?

記録はあっさり塗り替えられた!

西武の石井一久投手(35)が2日、埼玉県所沢市の球団事務所にて契約更改交渉に臨み、年俸2億8000万円＋出来高で一発サイン。
今月1日に契約更改に臨み、パ・リーグ投手最高年俸となった日本ハム・ダルビッシュ有投手の2億7000万円をわずか1日で抜き去り、石井一投手が現時点でのリーグ投手最高年俸となった。

この数字にどういった反応を示すか注目される中、石井一はあくまで“我流”を崩さなかった。

契約更改後の会見で石井一は、年俸に関する記者からの問いかけに対し、
「(年俸2億8000万円は)非公開にしてくださいよ。家はセキュリティー万全ですけど泥棒が入っちゃうじゃないですか。あくまで(年俸は)推定ですからね」
と、額がどうこうという話ではなく家のセキュリティーの心配をするなど、記者を笑わせていた。

また以前から現役を早期引退して、他のビジネスもやってみたいと話していた石井一だったが、
この日の記者会見ではあっさり前言を撤回し、
「この景気の悪さなんで、もうちょっと野球界に残った方がいいかも。(プロ野球界への)滞在日数を延ばそうかな」
と、こちらも記者の笑いを誘っていた。

そうは言っても野球へのこだわりは誰よりも大きい。
今季、出足こそは調子良かったものの後半伸び悩み、終わってみればシーズン通算11勝10敗という大黒柱としては喜びきれない数字。
こんな成績で球界を去るわけにはいかないというのが、球界滞在日数の延長発言をした本当の理由なのかもしれない。

いずれにせよ、今の埼玉西武にとって涌井投手が球団を代表するエースとなり、石井一がチーム全体を引き締めるという構図が強い西武を築いていることは間違いない事実である。

来季も石井一が“我流”を振り回し、西武の日本一連覇を導いてくれることだろう。

(2008年12月3日)

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