松坂､3Aでの調整登板で4回4失点! ｢見ての通りです｣と不満露わ

首から肩にかけて広がる右僧帽筋を痛め､故障者リスト(DL)入りしているレッドソックス･松坂大輔投手が5日(日本時間6日)､ロードアイランド州ポータケットで傘下3Aポータケットのリーハイバレー戦に先発｡
3回0/3を5安打4失点(自責点1)という内容で､予定の75球を投げ降板した｡

先月3日にDL入りして以来､2度目の登板となった松坂｡
初回は2三振を含む3者凡退と最高の立ち上がりを見せたが､2回に失策が絡んで1死満塁とすると､犠飛と二塁打3点を失った｡
4回に四球と2安打で無死満塁となったところで､球数制限の75球に達し降板｡
不甲斐ない投球内容で､予定の5回を投げ切ることはできなかった｡

ソーブール投手コーチは試合後､
｢球自体は悪くなかった｣(スポーツ報知より)
と一定の評価を与え､4失点という内容についても､
｢試合の要所で味方が守りきれなかった｣(同)
と擁護｡
しかし､松坂自身は納得できなかったようで､報道陣からの取材を拒否｡
広報を通じて､
｢見ての通りです｡次はもう少し球数､イニング数を投げたい｣(同)
とだけコメントした｡

松坂は昨年6月に右肘の靱帯修復手術を受け､今年6月9日のナショナルズ戦で復帰｡
しかし､5試合に登板して0勝3敗､防御率6.65と結果を残すことができなかった｡

今季が6年契約の最終年となるだけに､このままメジャーへ昇格出来ないようなら来季の契約は絶望的だろう｡
日本球界で"怪物"と呼ばれた右腕は､かつてない試練にぶち当たっている｡

(2012年8月7日)

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