カブレラ､ソフトバンク退団! 現役続行希望し他球団からのオファー待つ

ソフトバンクは24日､アレックス･カブレラ内野手の退団を発表｡
本人が国内での現役続行を希望しているため､ウェーバー公示の手続きを行った｡

ベネズエラ出身のカブレラは2001年に西武に入団し､1年目から49本塁打を放つ活躍を見せると､2002年にはプロ野球タイ記録となるシーズン55本塁打をマーク｡
チームのリーグ優勝に大きく貢献するとともに､本塁打王とMVPに輝いた｡
2008年からはオリックスでプレーし､2011年にソフトバンクへ加入｡
2年契約の2年目だった今季は､右ふくらはぎ痛で開幕前に戦線離脱するなど出場はわずか8試合に留まり､打率.207､1本塁打､3打点と低迷｡
6月26日に2軍落ちしていた｡

ソフトバンクの石渡編成･育成部長は､
｢うちでは出場機会が限られていた｡(1軍に)上がれない状況で､本人も悶々としていたと思う｣(スポーツ報知より)
とコメント｡
他球団へのトレード移籍を模索したが､交渉がまとまらなかったことも明かした｡

この日､荷物整理のためヤフードームを訪れたカブレラは､
｢俺より､練習している選手を取材した方がいい｣(スポニチアネックスより)
と不機嫌そうに語ったが､国内での現役続行を希望しているとのこと｡
球団はウェーバー公示の手続きを行っており､今後は譲渡を望む球団からの申し込みを待つことになる｡

ただ､ウエーバー公示されて7日以内に譲渡の申し込みがなかった場合､カブレラは自由契約選手となり､今季中の国内球団への移籍が不可能になる｡
来日12年目で外国人選手枠を使わずにすむというメリットはあるものの､今年41歳という年齢を考えると獲得に乗り出す球団があるのかは不透明だ｡
日本通算357本塁打を誇る豪快な打撃を見ることはできなくなってしまうのだろうか｡

(2012年7月25日)

その他のBASEBALLニュース