中日・浅尾、右肩関節炎で前半戦絶望! 「今は全てがうまくいかない…」
2軍で調整中の中日・浅尾拓也投手が右肩関節炎を発症していたことが29日、分かった。長期離脱の可能性もあり、前半戦での1軍復帰はほぼ絶望的となった。
浅尾は26日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦に登板。
しかし、この日も本来の球威はなく、長谷川に本塁打を許して失点。
登板後、右肩の異変を訴え福岡市内の病院で検査した結果、「右肩関節炎」と診断された。
今後、精密検査を受ける予定だが、しばらくはノースロー調整で様子を見るという。
浅尾は昨季、リーグ最多の79試合に登板し、7勝2敗10セーブ45ホールド、防御率0.41という驚異的な成績でチームのリーグ連覇に大きく貢献。
しかし、今季は21試合に登板して0勝1敗12ホールド、防御率2.25と安定感を欠き、14日に2軍降格を言い渡されていた。
ただ降格が決まった際、権藤投手コーチは、
「技術面が3とすれば心の病が7だね」(ニッカンスポーツより)
と話しており、2軍での調整はあくまでも心身のリフレッシュが目的。
浅尾自身も、
「できるだけ早く帰るつもりでやります」(同)
と意欲を見せていたが、思わぬ落とし穴が待っていた。
権藤投手コーチは、
「昨日(28日)しばらくはノースローと聞いた。ノースローということはすぐに復帰は無理じゃないか。いない間はみんなでカバーするしかない」(同)
と厳しい表情。
仮に来月上旬にキャッチボールを再開できたとしても、投球練習、フリー打撃登板などの段階を踏めば、交流戦期間中(6月17日終了予定)の1軍復帰はほぼ絶望的。
中継ぎ部門の中間発表で1位にたったオールスター(7月20〜23日)出場も厳しい状況だ。
この日、報道陣の取材に対し、
「今は全てがうまくいかない感じ」(スポニチアネックスより)
とうつむいた浅尾。
昨季の輝きを取り戻すのはいつになるだろうか。
(2012年5月30日)
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