ロッテ･藤岡､交流戦初登板初勝利! 強きの内角攻めで新人最多4勝目!

【セ･パ交流戦ロッテ 6-1 ヤクルト QVCマリン】

ロッテのルーキー･藤岡貴裕投手が24日､本拠地でのヤクルト戦に先発｡
7回途中8安打1失点と粘りの投球を見せ､両リーグ新人最多となる4勝目を挙げた｡

中10日での登板となった藤岡は初回､制球が定まらず､1死から安打と連続四球で満塁｡
しかし､このピンチを境に思い切り良く腕を振ろうと意識を変えた｡
5番･畠山を力のある直球で空振り三振に仕留めると､続く宮本は緩いカーブを打たせて三ゴロ｡
立ち上がりのピンチを無失点で切り抜けると､その後は持ち味である内角攻めでヤクルト打線を封じ込めた｡

疲れの見えた7回に無死満塁の大ピンチを招いて降板するも､代わった内が好リリーフ｡
8安打4四球と苦しみながらも要所を締め､交流戦初登板で初勝利を飾ると同時に､4月30日のソフトバンク戦以来の白星となる今季4勝目を挙げた｡

藤岡は試合後､
｢何とか1失点に抑えることができた｡内さんが完璧に抑えてくれて感謝しています｣(スポニチアネックスより)
とホッとした表情｡
広島･野村を抜いて両リーグ新人最多となる4勝目を挙げたが､
｢安打数が多いと野手に信頼してもらえない｡もう少しポンポンと抑えていきたい｣(同)
と浮かれる様子はなく､次回登板に向けて反省を口にした｡

チームはこの日の勝利で貯金を今季最多の11とし､がっちり首位をキープ｡
藤岡をはじめ､成瀬､唐川､グライシンガーら先発陣が安定している限り､昨季のような大崩れはなさそうだ｡

(2012年5月25日)

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