横浜期待の筒香、開幕は絶望的!? 聞きなれない「骨挫傷」ってなんだ?
中畑新監督が就任し、例年になく注目を集めている横浜DeNAベイスターズ。
今年こそ最下位脱出とファンから熱い視線が送られる中、早くもアクシデントが発生した。
4番候補として期待されていた3年目の筒香嘉智内野手が、17日の左足首の内側に死球を受け「骨挫傷」と診断されたのだ。

筒香は現在も痛みを訴えており、歩くことはおろか、松葉杖が欠かせない状況。
すでにオープン戦がスタートしているが、中畑監督は、
「まだ若いし無理はさせられない。しっかり準備させてから起用する」(ニッカンスポーツより)
と完治を優先させる方針を明かしている。

果たして、筒香は3月30日の開幕戦に間に合うのか。
「骨挫傷」という聞きなれない怪我についてに、日本整形外科学会専門医の水井睦氏はこう解説している。

「骨挫傷は骨の打撲のようなもので、2種類あります。ひとつは外から受けた衝撃により、骨の骨髄に血がたまる状態のこと。もうひとつは骨の内部にある(スポンジのような構造をした)海綿骨と呼ばれる部分が骨折している場合で、これはやっかいです。
CTやMRIでもなかなか見つけにくく、その結果、(回復が)長引く可能性があります」(日刊ゲンダイより)

プロ野球界でも珍しい怪我だが、昨年6月、広島・梵英心内野手が自打球のため膝蓋骨の骨挫傷という診断を受けた。
当初は全治2週間という発表で、8月には2軍戦で復帰を果たしたが、すぐに痛みが再発。
結局、本格的な練習すら再開できないままシーズンを終えることになった。

中畑監督が言うように、しっかりと完治させることが最優先となりそう。
しかし梵の例もあるだけに、完治した後も細心の注意が必要だ。

「完治した後も、(スポーツを再開した場合に)痛みが出てくるケースもあります。それは疲労やオーバースポーツによる疲労性骨膜障害、いわゆる『シンスプリント』と呼ばれるものです。(中略)完治しても、1年経ってからまた痛みを訴えるというケースもあり得ます」(同)

巨人へ移籍した村田修一から背番号「27」を受け継ぎ、最下位脱出のキーマンとなるはずだった筒香。
果たして、万全の状態でグラウンドに戻ってくるのはいつになるだろうか。
(2012年3月3日)
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