DeNA･中畑監督､3戦目での初勝利に感激! ｢勝利のハイタッチやりたかった｣

【練習試合 DeNA 6-5 オリックス宜野湾】

DeNAは19日､オリックスとの練習試合に6-5で逆転勝ち｡
中畑清新監督は対外試合3戦目にして嬉しい初勝利となった｡

記念すべき初勝利を運んできたのは､18歳のルーキーだった｡
先制しながら逆転され､5-4で迎えた8回､相手の失策でまずは同点｡
なおも2死二塁のチャンスで打席に入ったのは､昨秋のドラフトで入団した"DeNA一期生"のルーキー･高城俊人捕手｡
簡単に追い込まれたものの､外角低めのスライダーに食らいつくと､打球は二塁後方に落ちるラッキーな勝ち越し内野安打となった｡

試合後､中畑監督は高城の頭を叩きながら､
｢ナイスバッティン!｣(スポーツ報知より)
と祝福｡
ルーキーの活躍に､
｢一番うれしい｡おじいちゃんになった気分｣(同)
とおどけて見せ､
｢ヒーローになるやつって､必ずああいう場面で回ってくるものなのよ｡凡人はそれをものにできない｡あいつは凡人じゃない｡何かを持っている｡2軍に落とす気は全くない｡開幕1軍も多分にある｣(同)
と興奮気味に語った｡

7日から1軍に合流し､ここまで紅白戦を含めて7打数4安打と好調の高城は､
｢フォークだけ頭にあった｡(スライダーが)曲がってやばいと思った｡すごくうれしいです｣(同)
と初々しくコメント｡
この日は7回からマスクをかぶり､開幕投手候補のエース･三浦大輔を冷静にリードするなど守備面でもアピールした｡

新生"横浜DeNAベイスターズ"としての初勝利｡
中畑監督は､
｢内緒にしてきたけど､勝利のハイタッチ､あの儀式をやりたかったんだよ｣(同)
と笑顔で語りながらも､プレゼントされたウイニングボールは惜しげもなくスタンドへ投げ入れた｡
そして､
｢これは､いいのよ｡これから家の倉庫にいっぱいためるから｣(デイリースポーツより)
とキッパリ｡
果たして､中畑監督は公式戦でいくつのウイニングボールを手にするだろうか｡

(2012年2月20日)

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