ソフト出身の日ハム・大嶋、プロ初打席で特大弾! 栗山監督も「何か持ってる」
日本ハムのドラフト7位で、早稲田大学ソフトボール部出身の大嶋匠捕手が8日、今キャンプ初めて行われた紅白戦に白組の「8番・DH」で先発出場。第1打席の初スイングでバックスクリーン直撃の特大アーチを放ち、鮮烈なデビューを飾った。
プロ初打席は4点を追う三回一死、走者なしの場面で回ってきた。
2球ボールの後の3球目、6年目右腕・植村がカウントを取りにきた直球を独特のノーステップ打法でフルスイング。
打球は高々と舞い上がり、バックスクリーン直撃の推定飛距離130メートル弾となった。
大嶋は小学校まで野球をしていたが、中学からソフトボール一筋。
新島学園高校時代に総体、国体で優勝し、早稲田大学進学後の2008年にはU-19日本代表の四番打者として国際大会でも活躍した。
プロ野球への転向を意識し始めた昨春から月1、2回のペースで社会人野球・セガサミーの練習に参加していたが、本格的に硬式球を握るのは今キャンプが初めて。
ただ、日本ハム・大渕スカウトディレクターが、
「頭がよく、言ったことを理解するのが早い」(サンケイスポーツより)
と明かしているように、プロという最高の環境で日々進化を続けている。
大嶋は試合後、プロ初ホームランについて、
「センターフライかと思いました。無我夢中でダイヤモンドを回りました」(スポーツ報知より)
と初々しくコメント。
その一方で、
「当てにいかず、自分のスイングができました」(同)
と硬式球への対応に自信を深めた様子だ。
異色のルーキーの鮮烈デビューに栗山監督は、
「あそこで打てるのは何か持ってますね。ドラフトでとったことが、チームとして間違いでなかったと証明してくれた」(同)
と満足げ。
就任後初の「監督賞」として金一封を贈ったことも明かした。
ソフトボール出身の"イロモノ"として注目が集まることに反発を覚えたこともあったという大嶋。
しかし、実力でファンを振り向かせる日もそう遠くはなさそうだ。
(2012年2月9日)
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