ロッテびっくり采配! 代走は･･･ピッチャー?!

2日に行われた交流戦、ロッテVS巨人において、
ロッテ･バレンタイン監督の奇策が飛び出した。

延長十二回二死一塁の場面だった。代走は･･･「小林宏」。
なんと、投手陣最速の小林宏が代走としてコールされたのである。
50メートル5秒9の小林宏は、走者の大松より足が速い。
サヨナラ勝ちに賭けるロッテは、ピッチャーを代走に送った。
小林本人も代走は初めてで、ビックリしたようだった。

しかし、バーナム･ジュニアが投ゴロに倒れてしまったので、
小林の激走を見ることもなく引き分けでゲームセット。
仰天采配の甲斐なく終わってしまった。

引き分けだったこの試合、
ロッテの「勝ちたい」という気迫は随所で感じられた。
左腕の高橋尚に対し、スタメンに右打者を9人揃えたり、
九回無死一、二塁では4番の井口に対してバントのサイン。
延長十回二死一、二塁では、
右太もも痛で試合中も七回まで治療していた西岡を打席に送った。

試合後バレンタイン監督は
「投手陣がよく、どちらも得点がとれない試合だった」
と話し、悔しがった。

奇策をもってしても勝利の女神の気を引くことができなかったロッテだが、
次こそは女神に微笑んでもらいたいものだ。

(2009年6月3日)

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