新生･横浜､最下位脱出へ着々補強! ラミレスに続き､鶴岡､林､菊池を獲得!

横浜DeNAベイスターズは11日､巨人からFA宣言した鶴岡一成捕手の獲得を発表した｡

1995年に神港学園神港高等学校からドラフト5位で横浜に入団した鶴岡は､2008年にトレードで巨人へ移籍｡
一発のある打撃と強気なリードで2番手捕手として定着し､阿部が代打や指名打者として出場した同年の日本シリーズでは正捕手を務めた｡
今季は阿部の負傷もありてプロ16年目にして初の開幕スタメン出場を果たしたが､極度の打撃不振で2度の二軍落ちを経験｡
2番手捕手の座も實松一成に奪われ､わずか34試合の出場にとどまった｡

鶴岡はこの日､5日に交渉したオリックスに断りの連絡を入れ､9日に交渉した横浜への入団を決意｡
4年ぶりの古巣復帰に､
｢巨人で日本一になった経験などを伝えていきたい｡そのためにもチャンスは自分でつかみにいく｣(サンケイスポーツより)
と意気込みを語った｡

横浜は今季､細山田､新沼､武山､黒羽根などを捕手として起用したが､最後まで正捕手を固定できなかった｡
それだけに経験豊富な鶴岡は正捕手として期待されており､中畑新監督も､
｢鶴岡は大きいね｡(捕手は)レギュラーをつくりたい｡1年間通してきちっと任せられる存在が欲しいポジション｡鶴岡は完璧だな｡少し安心感を与えてもらったかな｣(スポーツ報知より)
と大喜びだ｡

さらに横浜はこの日､日本ハムから戦力外通告を受けた林昌範､菊池和正両投手の獲得も発表｡
実績ある左右の投手は､投手陣の層が薄い横浜にとっては大きな戦力となるだろう｡

8日にはラミレスの入団も決まり､着々と補強を進めている新生･横浜｡
最下位脱出は最低条件となりそうだ｡

(2011年12月12日)

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