メッツ･五十嵐亮太が日本球界復帰!? 阪神と楽天による争奪戦勃発か!?

今季終了後にFAとなる米大リーグ･メッツの五十嵐亮太投手が先月27日､日米両球界を視野に移籍先を探す意向であることを明かした｡
ただ､今季の成績は45試合に登板し､4勝1敗､防御率4.66｡
中継ぎとして安定した活躍が出来たとは言えず､メッツ残留､あるいは他球団に引き取り手があるかは極めて微妙な状況だ｡

そうなると､有力な移籍先として浮上するのは古巣･ヤクルトということになりそうだが､球団関係者は､
｢獲得に乗り出す予定はない｣(日刊ゲンダイより)
と早くも宣言｡
その一方で五十嵐に興味深々なのが､阪神だという｡

ある放送局関係者は､
｢阪神は久保田､小林宏の中継ぎ陣が揃って不調｡獅子奮迅の活躍を見せているドラ1新人の榎田(東京ガス)も登板過多による疲労蓄積で､来季も同様に働けるかはわからない｡
レッドソックスを自由契約になった岡島の獲得を目指しつつ､五十嵐もセットアッパーとして十分に働けると球団は踏んでいる｡五十嵐が日本球界復帰を表明すればすぐに手を挙げるはず｣(同)
とコメント｡
球団幹部も名前こそ明かさなかったが､
｢調査はしています｡投手は何人いても構わない｣(サンケイスポーツより)
と来季に向けた投手補強に動いていることを認めている｡

ただ､32歳と若く日本で実績のある五十嵐の獲得はそう容易ではない｡
楽天の星野監督もつい先日､報道陣との食事会で､
｢五十嵐はどうしとるんや｣(日刊ゲンダイより)
と発言｡
球界関係者によると､こちらもすでに調査を始めているという｡

｢シーズン途中にラズナーを先発から抑えに転向させてから楽天リリーフ陣は安定感を増している｡とはいえ､勝ちパターンも負けパターンもなく､なんとかやりくりしている状態｡
五十嵐はヤクルト時代の04年に37セーブを挙げてタイトルを獲得するなど､長年リリーバーとして活躍してきた｡セットアッパーも抑えもできる｡うってつけです｣(同)

楽天は昨オフ､メジャーから岩村､松井を獲得したという実績がある｡
資金力も阪神と引けを取らないことから､今オフは阪神と楽天の五十嵐争奪戦が繰り広げられることになりそうだ｡

(2011年10月10日)

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