レッドソックス･田沢純一､右肘手術を乗り越え2年ぶりのメジャー復帰!

レッドソックス傘下3Aポータケット所属の田沢純一投手が13日(日本時間14日)のブルージェイズ戦からメジャーに昇格することが､分かった｡
昨年4月に右肘の腱移植手術を受けた田沢は､2年ぶりのメジャー復帰となる｡

田沢は今季､3Aで救援として8試合に登板し､1勝1敗､防御率2.51｡
10日には3Aのプレーオフにも登板し､1回2/3を無安打3三振と好投｡
直球の最速は93マイル(約150キロ)をマークするなど､首脳陣に完全復活をアピールしていた｡

レッドソックスは現在､首位ヤンキースに4ゲーム差の2位｡
ワイルドカード争いではトップに立つものの､9月は2勝9敗で､1試合平均6.6失点と投手陣が崩壊状態だ｡
中継ぎだけでなく先発もこなせる田沢にかかる期待は大きく､フランコナ監督も､
｢手術からの復帰だから毎日投げさせることはしないが､勝利に貢献してくれる投手だ｣(スポニチアネックスより)
と話している｡

長く辛いリハビリを乗り越え､2年ぶりのメジャー復帰を勝ち取った田沢は､
｢素直にうれしい｡リハビリをしているときは､この舞台に立ちたいと常に頭に置いてやってきた｡今までやってきたことが正解だったのかなと思う｣(同)
とコメント｡
今季が3年契約の最終年となるだけに､
｢シーズンも残り少ない｡アピールするだけ｣(同)
と気を引き締めていた｡

田沢は2008年､ドラフトの目玉として注目されながら､レッドソックスとメジャー契約｡
1年目の2009年8月にメジャーへ昇格すると､先発として2勝を挙げた｡
しかし昨年､開幕前に精密検査を受けたところ､右肘の靱帯損傷が判明｡
同4月に手術を受け､今年5月に実戦復帰していた｡

レッドソックスは目下5連敗中｡
田沢はチームの救世主となれるだろうか｡

(2011年9月14日)

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